ハギワラシスコムとシマンテックは3月7日、産業機器や業務用PCを主な対象とする、ウイルス対策USB製品の開発、販売で協業すると発表した。ハギワラシスコムは、ウイルススキャン技術を搭載したUSBメモリ「プロテクションUSB(シマンテック版)」シリーズを3月28日から、同社の販売パートナー経由で順次、販売する。
今回の製品は、製品本体に書き込まれたデータをスキャンし、ウイルス感染したファイルを即座に削除する機能を搭載している。データ授受を目的とし、産業機器や制御システムのほか、オフライン環境でPCを使うケースの多い中央省庁や地方自治体、医療機器などでの使用を想定している。
3月28日から発売されるライトエディションは、ウイルスに感染したファイルの製品への書き込みをブロックするほか、データエリアへアクセスするためのパスワード設定ができる。価格は1万3000円~。4月下旬には標準モデルが発売予定。ライトエディションの機能に加えて、2色のLEDによる視覚的な告知や監査機能を搭載する。
製品には、シマンテックのウイルス対策の中核技術である「Content Scanning Application Programming Interface(CSAPI)」が組み込まれている。CSAPIはC++言語のウイルススキャンコンポーネントで、OEM顧客企業の製品に直接、統合できるという。OEM顧客企業は、より迅速に自社製品を開発できるとしている。シマンテックは開発段階からハギワラシスコムに協力し、コンサルティングを行った。
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