「Google Chrome」は、拡張機能がなかったものの、リリース後1年で市場シェアを著しく伸ばした。そして今、Chromeに対して1番多く要望されていた同機能が、「Windows」版(ベータ版および開発版)とLinux版(ベータ版および開発版)に組み込まれた。この新ブラウザで使用できる拡張機能の中でも特に優れたものをいくつか見ていく時だ。
筆者が第1に挙げる拡張機能は、Chromeに対して2番目に多く要望されていた機能、RSSのサポートだ。「RSS Subscription Extension」を使うと、Chromeはページ上のRSSやAtomのフィードを自動的に検出できる。この機能は、ほかのどんなブラウザにでもあるのだから、デフォルトの機能でない理由はよく分からないが、今では少なくともそれを追加する方法ができた。
Googleのサービスに関連した拡張は多数あり、いずれも、確認すべき最新情報があるかどうかを一目で分かるようにすることが基本になっている。「Google Alerter」は「Gmail」「Google Wave」「Google Reader」を対象としているが、各サービスを個別にサポートする「Gmail Checker」「Google Wave Checker」「Google Reader Checker」もある。また、「Google Calendar Checker」もある。
「Google Tasks」拡張機能は、タスクをボタンの裏に隠し、このボタンをクリックするとタスクのリストが開く。Google関連の拡張で一番便利なのは「Google Translate」で、システムのデフォルト言語で表示されていないサイトを即座に翻訳する。
セキュリティは、Chromeでも「Firefox」と同じくらい大きな拡張機能のサブカテゴリになるだろう。安全性の高い個人パスワード保存機能として人気があり効果的な「LastPass」は、安全で、普遍的に近いパスワード管理方法を備えており、パスワードの完全性を損なうことなく、パスワードに簡単にアクセスできる。LastPassは、Windows上のFirefoxと「Internet Explorer」もサポートしており、優れたワンストップソリューションとなっている。Chrome拡張が「Mac」版でも有効になれば、LastPassを使用する理由はさらに説得力を増すだろう。
同じように複数のブラウザに対応している「Web of Trust」は、コンセンサスに基づいてウェブサイトを評価する。これは、人によっては直感に反しているように思えるかもしれないが、クリックしようとしている怪しげなリンクが信頼できるかどうかを判断するのに特に効果的なツールであることが、この1年で証明されている。
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