ワシントン州レドモンド発--Microsoftは、「Office」が「OpenOffice.org」や「Google Docs」、そのほかの競合製品よりも優れている無数の理由を喜んで列挙する会社にしては、これらの競合製品との連携を強化することに非常に力を入れている。
Officeの次期バージョンは、OpenDocument形式をネイティブサポートする(「Office 2007」の次期サービスパックも同様)。Microsoftはまた、Officeの各種形式およびプロトコルをすべて文書化する取り組みの一環として、次期Officeを開発する上で、あらゆる変更を文書化している。
Officeのエンジニアリングを指揮するAntoine Leblond氏は「われわれは顧客とこの業界の変化するニーズをよく話題にする。しかし、そのようなニーズがわれわれのエンジニアリングプロセスをどう変えてきたかは話題にしない」と述べる。
より多くの規格やファイル形式に対応していくことは、ニュースであまり大きく取り上げられることはないかもしれないが、顧客にとっては重要なことだとLeblond氏は言う。
「このことは間違いなく、われわれが開発するあらゆる機能と同じぐらい重要だ」(Leblond氏)
Leblond氏は、「Word」のファイル形式を25年さかのぼって文書化することは大変な作業だったが、同氏のエンジニアたちが現在、作業内容を記録する必要があるという事実は、セキュリティを含めた多くの領域で良い結果をもたらすことができると述べている。
「率直に言って、実に良いエンジニアリングだ。実際多くのメリットがある」(Leblond氏)
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