Zscalerの研究者によれば、悪質なハッカーがGoogle Codeのリポジトリを、トロイの木馬やバックドアプログラム、パスワードを盗むキーロガーなどをホストするのに使っていたという。
研究者たちは、無料で利用できるGoogle Codeのサイトにホストされている悪質なプロジェクトのダウンロードページに、50以上のマルウェアの実行ファイルが置かれているのを発見した。
ZscalerのUmesh Wanve氏によれば、ファイルの多くは実行ファイルで、圧縮された「.rar」ファイルもあったという。
タイムスタンプによれば、これらのファイルは8月のうちにアップロードされている。これは、攻撃者がこの無料サービスをマルウェアを拡散させるために積極的に利用していたことを示している。
Wanve氏は最初の悪質なファイルは2010年6月24日にアップロードされ、2010年8月末時点でも利用できる状態だったと述べており、このことからGoogleの悪質なプロジェクトを発見し、削除するペースが遅いことが分かる。
ThreatpostのPaul Roberts氏は、その後同プロジェクトは削除されたと報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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