AuditoriumAは手作りのディレクトリ

文:Rafe Needleman(Webware.com) 翻訳校正:菊地千枝子2007年08月24日 02時51分

  AuditoriumAはモダンなインターフェースに覆われているが、その発想は古くからあるものだ。このサイトでは、エディターが時おり読者の助けを借りながら、手作業で選んだ(解説つきの)リンクを集めている。これは私がこれまでに見た中でも最もしゃれたリンクブログであり、内容も高品質だ。少なくとも私にはそうみえる。創業者のTony Mars氏と私はコンテンツについて似たような嗜好があるようだ。

AuditoriumAの画面AuditoiumAのブログディレクトリ。Webwareも載っているではないか!(いつまでこれが続くことか。)

 AuditoriumAが今年中に公開される際には、有料バージョンが出る予定である。

 しかし本サイトのコンテンツが気に入ったのと同じぐらい、そのビジネス性について疑問を抱く。有料ディレクトリ?これは何か、AOLか?私はDiggのようなコミュニティリンクサイトの品質を嘆きながらも、何時間も費やし、それがリンクしている面白くて有益なサイトを飛び回っている。その基本的モデルは、利用者とサイト運営者の双方にとって納得の行く話だ:好きなコミュニティを探し、集団思考の赴くままに任せるのだ。例えばStumbleUponDel.cio.usを見てもらいたい。

  Mars氏は、本サイトの手作業で選ばれたコンテンツは、コミュニティサイトに参加するような時間や意志がないような人々に対して説得力を持つという。同氏は優れたコンテンツを求めているが、それに多くの労力を注ぎたくないような層に到達することを願っている。そして、代わりにその仕事をやってくれる会社にお金を払う人もいるだろうと考えたのだ。

 そういう人もいるかもしれない。しかしこれは非常に大きな賭けだ。プライベートベータ版を試すことができる。特別にWebwareの読者はこのリンクを使って登録できる。

  Mahaloも参照されたい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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