gloopsは9月20日、東京ゲームショウ2012の自社ブースにて発表会を行い、そのなかでディー・エヌ・エー(DeNA)と、現地子会社を通じて海外のMobageソーシャルゲームの提供などについて、包括的な提携を行うことを発表した。
包括提携の具体的な内容として、DeNA側はgloopsが提供するコンテンツへの集客サポートや、ソーシャルゲームの海外事業展開におけるノウハウなどを提供。gloops側はMobage West向けに年内5タイトル、2013年度中に5タイトルをリリース予定。そしてMobage ChinaやDaum Mobage向けに、年内それぞれ1タイトルをリリース予定。米国で人気を誇るIPパートナーと提携したコンテンツの提供などを挙げている。
発表会に登壇したgloops代表取締役社長の川方慎介氏は、海外事業に打って出ることについて「ソーシャルゲームの日本代表として海外事業を展開していきます。そして我々はエンターテイメント集団であることに自信を持っています。今後はSocial Entertainment Provider(SEP)を目指し、エンターテイメントの可能性を追求していきます」と豊富を語った。
発表会では、DeNA代表取締役社長の守安功氏も登壇。守安氏はソーシャルゲームの展望について、日本国内におけるソーシャルゲームの市場が4000億から5000億ぐらいに達すると見て、今後は日本のソーシャルゲームを海外に向けて広げていく大きなチャレンジが始まったと考えているという。
そして今回の海外事業における包括契約に至った経緯について、モバゲータウンがソーシャルゲームプラットフォームとしてサードパーティの参加を募った際に、最初のパートナーとして参加したことや、2011年11月に日本国内のMobageにおける戦略的提携もあり「国内のソーシャルゲーム市場を一緒に作ってきた。そして国内で大きな成果を挙げることができた。海外に向けてもがっちりタッグを組んでやっていきたい。海外のマーケットは非常に大きいが、それだけに難しいともいえます。一社単体で臨むのではなく、タッグを組んで日本発のマーケットを海外で作っていきたい」(守安氏)と語った。
ソーシャルゲームの海外展開について、守安氏は米国のGoogle Playにおける売り上げランキング上位10タイトルのうち、Mobageプラットフォームのタイトルが3つ入っていることを挙げ「海外展開の成果が出始めているし、日本のソーシャルゲームは世界と比べても進んでいる」とし、今後も日本で成功したタイトルを海外で広げることによって、市場を獲得することができると語った。
最後に川方氏は「エンターテイメント集団として、世界の誰から見てもこのサービスはgloopsが作ったものとわかっていただけるような、良質なサービスを展開したい」と豊富を述べた。
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