つづいて、5月から7月までのランキングを見ていこう。10位までのうち、4本がNTTドコモのキャンペーン「DoCoMo 2.0」にまつわるものだった。「Web 2.0」に始まる2.0ブームにドコモまでもが参戦し、他キャリアに反撃を宣言したことが読者ブロガーに驚きを与えたようだ。
DoCoMo 2.0の「そろそろ反撃してもいいですか?」というキャッチコピーについては、「Heaven's Net is Wide-meshed」の「NTT ドコモのDoCoMo 2.0 自爆 CM「反撃してもいいですか?」の傲慢とカン違い」、「イントラネットの夜明け」の「ドコモに移転ゼロ?」や「IT's Big Bang!」の「「そろそろ書いてもいいですか」---DoCoMo2.0のプロモーションに思うこと」で相次いで疑問が呈されている。
一方、「インフラコンサルティングの最前線」の「DoCoMo2.0に見る情報格差の現実」では、DoCoMo 2.0の内容が多くの人に伝わっていないのではないかという指摘もなされた。
契約数の増加状況を見ると、5月から7月まで3カ月連続でソフトバンクモバイルが1位となっている。純増数がキャリアの競争力のすべてではないが、DoCoMo 2.0の反撃が他キャリアを脅かすという状況にまではなっていないようだ。
1位となった「Linuxはなぜシェアを伸ばすか?」は、今後Linuxパソコンが一般ユーザーに広まり、シェアを拡大していくと複数の根拠をもとに主張している。Windows中心のPC業界が今後どう変わっていくかを考える上でも、大きな参考になる記事だ。
「More Interactive E-Commerce」の「ビリーズ・ブート・キャンプがヒットした4つの理由」は、DVDの出荷本数が100万本を超える大ヒットとなったビリーズブートキャンプの人気の要因を分かりやすくまとめている。商品マーケティングにかかわる方にはぜひ一読いただきたい。
このほか、なかなか編集部のニュースでは登場しない、エロティシズムに関するトピックも注目を集めた。「アート資本主義」の「着エロというエロティシズム」はエロティシズムをめぐる時代の変化や社会での位置付けを考察。「SEO経営」の「YouTubeの今は無修正エロサイトの時代」はYouTubeに違法動画が数多く存在している状況は、インターネットの創世記に近いと指摘している。
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