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情報の洪水で注意力は細切れに--ソフトウェアでどう支援できるか

2007/07/10 08:00
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 情報を消費し、それに対して注意を払うやり方が変わりつつある。この変化は小さなものではなく、大きく、深いものだ。この変化は現在われわれ個人に対する影響として現れているが、間もなくグローバルな規模での変化として見えてくるだろう。われわれは、急速な勢いで大きくなりつつあるオンライン世界の情報にアテンション(注意)を分割されつつある。

 これに対応するためにわれわれは流し読みを覚え、頻繁に割り込まれる環境で働くことを学んでいる。もはや立ち止まって思案する時間は取れない。まとまった時間をとって熟考するのはなおさら難しくなっている。

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 今日では、アテンション(注意)は「継続的な部分的アテンション」で置き換えられている。これは、Linda Stone氏が新しく定義したもので、最近Marc Orchant氏が書いた記事でも説明されている。注意を薄めることによって、ミスを犯すようになっているだろうか?必ずしもそうとは限らない。これは、われわれが慣れなければならない、新しい物事のやり方なのだ。この新しい方法は、われわれとわれわれを支援するソフトウェアに対してより多くのことを要求する。6月11日の週の「Implicit Web」に関する記事で、人の注意の流れを自動的に捉え、それを活用するためにどのようにソフトウェアを利用できるかという議論が行われた。今回は、アテンションが人間に及ぼす影響に注目しよう。いかにして人間はこの新しい、アテンションに飢えた世界に対応していくのだろうか。

部分的アテンションの起源

 無関心を引き起こす原因には2つの軸がある。情報の量と割り込みの量だ。ブロードバンドの大量導入は、写真、ボッドキャスト、動画などの新しいメディアを生んだ。ブログスフィア(ブログ空間)とソーシャルウェブサイトが、この新しいコンテンツを非常に多くの形で増幅し、組み合わせた。その結果として、最近は新しい情報が爆発的に増加している。

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 単純な例として、Facebookのプロフィールを考えてみよう。この情報はユーザーの友人の活動を流れで断続的に記したものだ。わたしはFacebookに30人の友人を持っているが、1時間のあいだにもかなりの情報があがってくる。わたしの姉妹はおそらく200人以上の友人を持っているが、わたしが経験している7倍もの情報など想像もできない。個人がこのネットワーク全体を遅れずに把握し続けるのは難しいだろう。世界を眺めるのは面白いことだが、疲れることでもある。ろ過されていない生の情報を大量に扱うことは、アテンションの部分化につながる。

 2つめの原因は割り込みだ。電子メールやチャットがノートPCから無線デバイスに移ってきて、われわれはいつでもどこでも連絡をとれるようになった。ビジネスの生活と個人の生活の両方を過ごしていればおそらく、最低でも1時間に一度は割り込まれるのではないだろうか。15分に一度ということもあるかも知れない。予期しない割り込みのおかげで、仕事に完全に没頭するのは難しくなっており、部分的にしかアテンションを払えなくなっている。

Read/WriteWebについて

Read/WriteWebは次世代ウェブの技術に関する話題を中心に扱ったブログ。

Richard MacManus氏が心惹かれた革新的なアプリケーションやサービスのほか、気になる製品のポジショニングや最新のウェブニュース、業界への洞察をつづっている。

筆者Richard MacManus氏について

独立系ウェブアナリスト兼コンサルタント。シリコンバレーの企業向けにリサーチや分析、製品開発支援を行う。

Web 2.0 Workgroupの共同創設者でもある同氏はCNETの姉妹サイト米ZDNetでも記事を執筆している。

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