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Web 2.0の挑戦者:超軽快なウェブチャットLingr

2006/10/10 08:00
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 Lingrの江島健太郎氏とその他のメンバーがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年9月22日)。

Lingrはどのようなサービスを提供するWebアプリケーションですか。

 これはウェブベースのチャットサービスです。他のサービスよりも優れている点を挙げると、1. プラグインなしでも非常に軽くて速い。2. 登録の必要がない。3. タグを通じて利用者同士を繋ぐ機能を持つ。4. チャットルーム内に画像や動画を直接貼ることができる。5. 非公開のチャットルームも作れる。6. チャットのログがすべてアーカイブされる、という点で、これらが差別化点です。

このプロジェクトを始めたきっかけは何ですか。

 Lingrは「Comet」と呼ばれる技術を試しに使ってみようということで始めたものです。もっとも、そのころにはCometという名前もついていませんでした。この技術は、ブラウザとサーバのコネクションを維持しておくことで、サーバ側からのプッシュを実現するものです。しかし始めてすぐに、作ろうとしていたものを実現するためには多くの技術的な課題があることがわかり、これが世の中にそれらの課題をクリアしたまともなチャットサービスがない理由だと気づきました。この気づきが、正攻法のチャットサービスを独自に作る原動力になりました。

Lingrの運用や拡張にどのくらいの時間を割いているのですか。本業はお持ちですか。

 このチームにはベイエリアにフルタイムのメンバーが2人、バーモントにフルタイムに近いメンバーが1人います。

スタッフは何人くらいいるのですか。また、あなたの経歴をお聞かせください。

 スタッフは3人です。

スタッフ

 Danny Burkesは我が社の共同創立者でありアーキテクトです。Lotus DevelopmentやGeneral Magicなどの企業で技術者としてのキャリアを積んでいます。彼はソフトウェアエンジニアとして非常に幅広い経験を積んでおり、その範囲はデバイスプログラミングやデスクトップアプリケーションからウェブアプリケーションにまでわたります。

 Chris Booneはデザイナーで、Hypsometryという自分のデザインスタジオを持つ独立した専門家です。彼のRuby on Rails、JavaScript、CSSなどの活用に関するトリックの並外れた知識がLingrを生きたサービスにしました。

 そしてわたしは我が社の共同創立者でありプロデューサーです。以前は日本にある親会社Infoteriaの製品管理ディレクターを務めており、それ以前にはOracleのエンジニアでした。メディアでお目にかかる機会も多いと思います。CNET Japanの公式ブロガーでもあります。

あなたの設計哲学は何ですか。

 第1に単純さです。われわれの判断基準は、どうすれば複雑にしないで済むかということで、これは機能の追加よりも優先されます。

 第2に、ユーザーにカスタマイズさせないことです。ユーザーにカスタマイズ機能を提供するということは、妥協したということだと考えています。われわれはすべての可能性の中から最良のものを選び、それを使います。

 第3に、ユーザーのイライラを最小限にすることです。事前に説明を必要としない作りにすること、必要になった場面で説明を行うこと。1つでもクリックを少なくすること。コンセプトの数は最小限に抑えること。

どのようなテクノロジを使用しているのですか。

 ユーザーの使用感を良くするために、Comet、Ajax、RSSを使っています。また、音声再生のために少しだけFlashを使っています。バックエンドでは主にRuby on Railsを使っており、CometサーバとしてJettyを実行するプラットフォームとしてJavaとAntを使っています。それから、MySQL、Lighttpd、Debianを基盤として使っています。

ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。

 タイムゾーンへの対応、ユーザープロファイルなどのコミュニティ機能、チャットルーム内での個人宛メッセージ送信機能、WindowsとMacで動作するGmail的な通知機能などです。

eHubについて

Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。

eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。

筆者Emily Chang氏について

Emily Chang氏は、数々の賞を受賞したウェブインタラクションデザイナー、技術戦略家で、Max Kiesler氏と共同で設立したサンフランシスコのウェブコンサルタント企業Ideacodesの代表者である。ウェブとユーザーエクスペリエンスに関するデザインや技術、次世代ウェブについてのサイトEmilyChang.comの筆者であり、人気のウェブ 2.0リソースであるeHubの作成者でもある。同氏によればeHubとは、日頃使って魅力を感じたり、注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストなのだという。

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