一部の採用担当者は時間に押されているため、履歴書に目を通す時間すらないことがある。このため、履歴書の添え状(あるいは履歴書を電子メールで送信する際の前書き)に目を通すだけで、面接に値する人材かどうかを判断するという場合もある。こういったことを考えた場合、求職者は履歴書を提出する際、添え状で可能な限り自らをアピールする必要があるというわけだ。そこで本記事では、添え状を書くためのティップスをいくつか紹介する。
就職希望先企業が求めているニーズを見つけ出し、それに応えるようにする:求人内容の説明を熟読し、その仕事に求められている資質すべてを備えている旨、応募書類でアピールする必要がある。応募先に合わせて履歴書の添え状を作成する理由はここにある。例えば、ウェブページの制作におけるプログラミング経験を要求しているような求人であれば、サポート担当者としての2年の経験を書くことはまったく不必要であり、不適切であるとも言える。
添え状では要点を簡潔に述べるようにする:何年にも及ぶ幅広い経験を有しているのは素晴らしいことである。しかし、最終的に重要となることを理解しているだろうか?それは採用担当者の時間と集中力である。採用担当者は、自社のニーズを満足できるかどうかという点に対してのみ目を向けるため、情報は認識しやすいほど望ましいというわけだ。
履歴書と同じ内容を繰り返さないようにする:添え状や電子メールの前書きは、職歴の概要と、あなたという人物の簡単な紹介であると考えるようにしてほしい。仕事に関する具体的な日付やソフトウェアのバージョンといったことは省くべきである。
前向きな態度を保つようにする:会社の人員削減により失職したことに触れるのは構わない。しかし、「24年間も勤めていたにもかかわらず、突然解雇されてしまったのです」といった、感情的な、あるいは後ろ向きなトーンにしてはいけない。それが事実であったとしても、採用担当者は心理療法士ではないのである。また、前向きなトーンで添え状を書くことにより、プロフェッショナルらしさも感じてもらえるはずだ。
明快かつ分かりやすい言葉遣いを心がけるようにする:このことについても、採用担当者にとっての時間の重要性が関係してくる。あなたの述べようとしていることが採用担当者にとって分かりやすいほど、採用のチャンスが広がるはずだ。
添え状を書いた後は、数時間おいてから読み直す:しばらく後で改めて読み直してみると、その時になって初めて分かることもあるという事実に驚くはずだ。また、誰か読んでもらえる人がいるのであれば、読んでもらった方がよいだろう。
校正する:添え状に誤字や脱字を見つけた場合、履歴書ともどもゴミ箱に捨ててしまうと述べている採用担当者は数多くいるのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス