朝、目覚めるやいなやさっさとベッドから抜け出すと同時に頭をフル回転させ、目が覚めている間はずっと創造的な思考を行い、素晴らしい成果を残せる人がいる。一方、そんな芸当はできないという人もいる。
自分は朝型人間ではないって?筆者もそうではない。トリプルショットのカプチーノを飲むまでは、自らの考えをまとめることすらおぼつかない。また、午前中に洞察力に満ち溢れるアイデアを思い付いたこともない。1度たりともない。
筆者はこれまで、自分のどこが悪いのだろうかと悩んできた。幼い頃、母親に抱かれている時に頭から落とされでもしたのだろうかと考えたこともある。
朝型人間が中心となっているビジネス界では、筆者の頭がやっと回転し始める頃、皆はもう1日の仕事の半分を終えている。そんなわけで、筆者は長きに渡って自分が2級市民であるかのように感じていた。
このため、Laura Vanderkam氏による「What the Most Successful People Do Before Breakfast」(成功している人が朝食前にしていること)という記事を読んだ時にも、かねてからの思いがますます強まったわけである。要するに、朝に弱い人間は労働社会において不利であるということだ。
幸いなことに筆者はこれまでの経験を糧とし、朝型人間中心の社会を生き抜いていくうえで効果的なことと、そうでないことを見極め、さまざまなティップスを身に付けてきた。そういったティップスの中から10個を選び、以下に紹介する。
注記:これらのティップスは、BNETのThe Corner Officeブログの内容に基づいたものである。
ほとんどの人は、口を開けない方が実際よりも賢く見える。このため会議では、その内容にもよるが、口数を抑えるようにするのが得策だろう。参加者に対して、物静かな人だという印象を与えることができれば、午前中は使いものにならない人間だということがバレずにすむはずだ。
これは冗談ではない。毎朝の習慣をでっち上げたうえで、それを忠実に守っているということを周囲にアピールしておくのである。例えば、6時に起床した後、CNBCニュースを見ながら運動し、シャワーを浴び、朝食を摂ってから9時に出社するのが日課であると言っておくわけである。早朝出勤が無理な理由を状況に合わせてうまく説明したいというのであれば、あらかじめ10個ぐらいの理由を考えておき、必要に応じて使い分けるのもよいだろう。
試してみた経験があるから言えることであるが、そんなことはやるだけ無駄である。何時間眠れたのかということとは何の関係もない。朝に弱いというのは生まれついてのものなのだ。このため、午後の時間を有効に使うように心がけるべきだろう。筆者自身、そうしている。
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