iPhoneか、Xperiaか?--ドコモ「Xperia」ファーストインプレッション

松村太郎 坂本純子(編集部)2010年01月22日 20時19分
NTTドコモ
SO-01B
内容:2010年は、日本における本格的なAndroid端末の立ち上がりが期待されている。そんな中、2010年の第一弾として登場したのがソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「Xperia」だ。いち早く触ったファーストインプレッションをお届けする。

 日本国内ではこれまで、HTC製のAndroid端末「HTC Magic」が、docomo PRO seriesのHT-03Aとして2009年7月にリリースされて以降、Android端末のリリースがなかった。結果、ビジネス向け、コンシューマー向け共に、スマートフォン市場はiPhoneの天下の状態であった。

 2010年もiPhoneの優位が続くかどうか。これはいかに多くのキャリアから、いかに多くのAndroid端末がリリースされるかにかかっていると言ってもよいだろう。その先鋒を切るのがソニー・エリクソンの「Xperia(SO-01B)」となる。

 現在iPhoneユーザーで、HTC HeroというAndroid端末も所有する筆者が、早速Xperiaを試してみた。

Xperiaのデザインとテクノロジとは

  • 「Xperia(SO-01B)」

 Xperiaは、全面タッチパネルを備えたAndroid端末だ。iPhoneと同じ静電容量式タッチスクリーン液晶で、4インチフルワイドVGAで854×480ピクセルを表示する。画面が大きいせいか、13mmという厚さと端末のエッジのシェイプのせいか、数字以上に薄く感じる。

 カラーリングは白と黒が用意されている。正面はディスプレイ、背面は黒がマットな手触り、白はツルツルの質感と、カラーによって違った手触りが楽しめる。先に述べた端末の縁取りのシェイプなどはシンプルなようで凝っており、なかなか楽しめるのではないだろうか。

  • 背面のふたを開けると、バッテリ、SIMカードスロット、microSDカードスロットへアクセスできる。

 サイズは縦約119mm×横63mm。iPhone 3GSと比較して、長さは画面サイズが大きい分、3.5mmほど長いが、幅は0.9mm、厚さは0.7mm大きい程度に留まっている。ちょうどiPhoneに薄型のケースを装着したような感覚というところだろうか。

 端末の大きな4インチディスプレイの下には、左から機能キー、ホームボタン、戻るキーの3つが並ぶ。また端末の上端には左からホールドキー、イヤフォンジャック、USB端子(カバー付き)がある。USB端子はデジタルカメラなどで採用されているミニ型ではなく、より薄型のmicroUSB端子が備わっている。右側面にはボリュームと検索ボタンを兼ねたシーソースイッチ、そして下端近くにはカメラボタンがあり、半押しのAF操作が可能だ。底面にはストラップホールがある。

  • 波打つデザインが施されたサイド。右側面にボリュームボタンとシャッターボタンが用意されている。

 カメラはオートフォーカス対応の810万画素で、縦・横それぞれの構えでの撮影が可能だ。シーン撮影やAFモードの設定ができ、動画撮影はワイドVGAの撮影にも対応する。撮った写真や動画はすぐにPicasaやYouTube、メールで共有可能だ。

  • Xperia。ブラックもホワイトも、正面からは非常にシンプルな意匠。

  • 白は光沢、黒はマットと、カラーによって2種類の質感が楽しめる。

  • 幅はiPhoneよりわずかに大きい程度。iPhone同様、手の中に収まると言うよりは手の上に載せる感覚。

  • 端末上部。USB端子、ヘッドフォンジャック、ホールドスイッチが並ぶ。USB端子はmicroUSB。

  • microUSB端子を使い充電する。

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