iPhoneか、Xperiaか?--ドコモ「Xperia」ファーストインプレッション - (page 4)

松村太郎 坂本純子(編集部)2010年01月22日 20時19分
NTTドコモ
SO-01B
内容:2010年は、日本における本格的なAndroid端末の立ち上がりが期待されている。そんな中、2010年の第一弾として登場したのがソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「Xperia」だ。いち早く触ったファーストインプレッションをお届けする。

電話帳とライフログ

  • 作例でお見せした写真を見ると、顔に「ながいたん」のタグが。電話帳と連動して個人認識を行ってくれる。上部のインフィニティ・ボタンで個人に関する情報へアクセスできる点も面白い。

 さて、先ほど撮影した写真をTimescapeやMediascapeで閲覧すると、人の顔の箇所に『ながいたん』というタグが表示されているのがおわかりだろうか。これは電話帳に登録した写真と連動し、人の顔を認識してタグを出してくれる機能が備わっているのだ。

 いままでドコモのNEC端末は、自分が撮影した写真やコミュニケーションのライフログ機能が搭載されており、またシャープ端末・富士通端末でも、10人までの個人認識を実現していた。しかしXperiaでは、無制限に個人認識を行って顔にタグ付けしてくれる。

  • 810万画素オートフォーカス付きカメラは非常に満足が行く画質を映し出してくれる。

 ビジネスシーンなら名刺管理の一環で顔写真を割り当てることもできるし、友人同士ならその人が写っている写真をピックアップしてメールで送る、といった使い方もできるようになる。ケータイの中で最大のデータベースとなっている電話帳を充実させることと、それを活用する方法を一挙に提供してくれる面白いサービスだ。

  • 電話帳に登録すると、自動的に判別して写真を一括で並べてくれる。

  • 少し下を向くなど、角度が変わっていても判別してくれる。

  • 写真のように、顔の一部が手で隠れていても判別するなど、なかなか賢い。

 またTimescapeのインターフェースは、Twitterによって注目が集まっている『タイムライン』を意識させることにもつながる。自分の周辺、あるいは世の中での時間の流れの中で、自分がどんなコミュニケーションを取っているのか、選んでいるのか。誰と時間を過ごしているのか。

 電話帳に登録する、電話をかける、写真を撮る、メールをする、ケータイで行われている自然な動作が全て、Timescapeで可視化される。ただ音楽が聴きやすい、写真がキレイに撮れる、というだけでなく、生活の中でのエンターテインメントに気づかせてくれる、Xperiaはそんな新しい楽しみ方を提案してくれそうだ。

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