Twitterの何が、これほどまでにユーザーを魅了しているのか。その理由をTwitterの歴史、楽しみ方、周辺サービス、企業の活用例などを紹介する形で、著名ブロガーのコグレマサト氏(「ネタフル」管理人)と、いしたにまさき氏(「みたいもん!」管理人)が一気に解説するのが本書だ。
以前にもブックレビューで「Twitterの本」の紹介をしたが、たった半年余りで、Twitterを取り巻く環境は激変した。2009年に入ってからは、ユーザー数が世界的に増加しており、日本でも有名人が次々にTwitterを始めたことで認知度がアップした。
「たった140文字」と思うかもしれないが、英語の140文字に比べて日本語の140文字には、多くの情報をのせることが可能だ。そのため、ニュースの配信はもちろん、小説や俳句、実況中継とさまざまな活用方法が実践されている。
今後も、ますますユーザーが増え、ビジネスに活用しようとする企業も増えてくると思われる。しかし、Twitterで得られる何かを、最初から期待しすぎるのではなく、あくまでもゆるいつながりを楽しむ気持ちで始めることを本書ではお勧めしている。何か有益な情報を発信しなければ、と肩ひじを張って無理をすることはないという。「あ、なんか楽しいな」というコミュニケーションが生まれたら、Twitterをやってみた甲斐があったというものだ。
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