[ウェブサービスレビュー]大量の蔵書を一括管理できる!「MediaMarker(メディアマーカー)」

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内容:「MediaMarker(メディアマーカー)」は、本などのメディアをオンラインで登録、管理できるサービスだ。競合サービスに比べると機能の豊富さ、特にヘビーユーザ向けの機能が多数用意されていることが特徴だ。

 「MediaMarker(メディアマーカー)」は、本やCD、DVDなどのメディアをオンラインで登録、管理できるサービスだ。読み終わった本の記録や、未読本の管理に適しており、PCはもちろんモバイルからの利用にも対応している。

  • 「Myバインダー」の画面。いわゆるマイページに相当し、登録済みのメディアが一覧表示される

 ユーザー登録が完了すると、「Myバインダー」と名づけられた、ユーザー専用のページが利用できるようになる。Myバインダーでは、所有する本やCD、DVDなどのメディアについて、購入日や読了日、購入時価格、感想などを登録することができるので、自分だけの読書データベースを作成できるというわけだ。

 本サービスのメリットは、その機能の豊富さにある。筆者はもっぱら読み終わった本の管理に用いているが、未読本の管理に使ったり、ウィッシュリスト代わりに使用することも可能だ。またそれらのリストを公開したり、RSS配信もできるので、個人で運営しているブログと連携して活用することもできる。SNSライクな機能もあるので、自分と嗜好が近いユーザのバインダーをチェックすることで、レコメンド機能とは違った形で興味の範囲を広げていくことも可能だ。

  • 登録済みのメディアは、さまざまな条件で絞り込んで表示することが可能。画面は、読了済みの本・雑誌のうち、星4つのアイテムだけを表示している状態

 他サービスと比べて目立つのは、ヘビーユーザー向けの機能が多いことだ。ISBNコードやブックマークレットからの登録はもちろん、バーコードリーダーを使っての登録や、CSV形式によるインポート/エクスポートまで、大量のデータをまとめて扱うための機能が豊富に用意されている。また、登録日は1970年1月1日までさかのぼって変更できるので、自宅に大量の蔵書がある場合や、私的な読書データベースを作っているユーザが移行するには、もってこいのサービスといえる。

 一方で、多機能すぎるが故にメニューがやや煩雑であること、またアイコン表示があまり直感的でないため、どこをクリックしてよいか迷うことが多いのも事実。2009年1月から3月までの機能追加・改善の回数は計35回と、およそ3日に1回のペースで更新されるなど、機能そのものの進化は目覚しいだけに、使い勝手のさらなる改善も期待したいところだ。

  • 登録数や読了数について、日別・月別でグラフ化して表示することができるので、モチベーションの維持に役立つ。また、1カ月にいくら購入しているか、合計金額をグラフで表示することも可能だ

  • 個々のメディアのページ。コメントやタグを記入できるので、簡単な感想を書いたり、独自の分類をつくって管理することができる

  • 登録された書籍をもとにおすすめの書籍を表示してくれる機能も備える

  • 設定は細かく変更することができる。Amazonのアソシエイトタグも登録可能

  • 図書館の蔵書を一括検索する機能も備える

  • CSVインポート/エクスポートも実装。大量の本をまとめて管理できる

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