本製品は、従来品の「VIDEO PEN 4GB」の解像度をVGA(640×480ドット)にアップさせた高画質モデルという位置づけの製品だ。ボールペンそっくりの外観でAVI形式の動画が撮れるという、まさにスパイ御用達といった一品である。すでに新製品のスリムタイプ「SLIM VIDEO PEN VOPSLM4G」も登場している。今回は通常サイズのこちらの製品を見ていくことにしよう。
本体の形状は、一般的なボールペンそのまま。ただしUSBコネクタを内蔵する関係上、直径は1.5cmとやや太め。また、重量も約40gとどっしりしているため、日常的にボールペンとして使うのは厳しそうだ。
使い始めるにあたっては、まず充電をする必要がある。本体をねじると中央部で2つに外れ、USBコネクタが現れるので、PCなどのUSBポートに接続して充電する。フル充電にはおよそ2時間ほどかかる。
充電が完了すると録画が可能になる。本製品のカメラホールは、クリップ部のちょうど根元に位置しているので、ボールペンを胸ポケットに挿すと、カメラホールが自動的に相手の側を向く形になる。遠目に見ると、この穴の存在はほとんど分からない。
録画スタートは、ペンのお尻の位置にあるボタンを長押しする。この長押しによって電源投入→録画開始をまとめてできる格好だ。電源投入から録画開始までが1つの動作で行えるこのギミックは、すばやく録画を開始したい時には非常に便利だ。
もう一度ボタンを押すと、録画を停止できる。電源をオフにするには長押しをすると良い。また、録画停止状態が1分間続くと、自動的に電源がオフになる。それほど長時間バッテリが持つわけではない(公称約2時間)ので、こうした配慮はありがたい。
なお、本製品にはファインダーがなく、録画/停止といったステータスは、カメラホールのちょうど真裏に設けられたLEDによってのみ確認できる。赤は録画している状態、青は一時停止状態だ。慣れてしまえばどうということはないが、使い始めの頃は赤と青の色の意味が正しく飲み込めず、混乱する場合もあった。一般的なビデオカメラやビデオデッキと同じく「録画=赤」であると覚えておけば問題ない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力