Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同調査のもと、インターネット上での情報収集に関する調査を実施した。
今回の調査対象者は16歳〜59歳までの男女500人。性年代別で50人ずつの均等割付けを行った。
≪調査結果サマリー≫
Q1では、商品を購入する前にインターネットを利用して情報収集をしたことがあるかを尋ねた。
その結果、94.4%のユーザーが「利用したことがある」と回答し、殆ど全てのユーザーがインターネットを使った情報収集を行っていることがわかった。
この結果を男女別に見ると、男性の利用経験率は94.8%、女性は94.0%となり、男女間における差異は殆どないことが伺える。
ただし、年代別では男性は年齢が上がるにつれ利用経験率が高くなり、逆に女性は10代20代の数値が最も高く、年齢が上がるにつれ利用率が下がる傾向にあることがわかった。
Q2では、Q1で情報収集を行ったことがあると回答した472人に対して、どのように情報収集を行ったかを尋ねた。
その結果、「検索サイトを利用する」と回答したユーザーが89.6%で最も多く、次いで「比較サイトを利用する」の59.3%、そして「口コミ情報サイトを利用する」の46.2%が続く結果となった。
また、回答率はあまり高くはないものの「サンプル・トライアル商品を利用する」ユーザーも21.4%存在している。
この結果を男女別にみると、男性は「比較サイトを利用する」と回答したユーザーが女性に比べ10.6ポイント高く、逆に女性は、「口コミ情報サイトを利用する」が13.1ポイント、「サンプル・トライアル商品を利用する」に関しては27.7ポイントも上回っていることがわかる。
最近では、「AIDMA」や「AISAS」に加え、商品購入における消費行動パターンを表すものとして「AICEAS」が用いられようになってきた。AICEASとは、Attention(注意)→ Interest(関心)→Comparison(比較)→Examination(検討)→Action(購買)→Share(情報共有)という過程を指すものだが、その特徴は比較だけでなく"検討"をする点にある。
最近では、2007年7月に青山にオープンした「サンプル・ラボ」だけでなく、「サンプル百貨店」など、同様のサービスが多く誕生してきている。
今後は女性だけでなく男性においても、サンプルやトライアル商品を利用し「検討」するユーザーが増えてくるのではないだろうか。
Q3では、Q2で利用していると回答したサービスの利用状況を尋ねた。
その結果、『利用が増えた(「非常に増えた」と「多少増えた」)の合計』というユーザーは「口コミ情報サイト」で最も多く94.9%。次いで、「比較サイト」で93.9%、そして「検索サイト」が92.5%で続く結果となった。
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