Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、次世代ゲーム機"Wii・PS3・Xbox 360”に関する調査を行った。
2005年12月発売のXbox 360や2006年11月に発売のPLAYSTATION 3(PS3)に続いて、2006年12月にはWiiが発売され、様々な家庭用ゲーム機が登場し、ゲーム業界は熾烈を極めている。 前回の第1回次世代ゲーム機に関する調査(上)では、性年代別の購入状況やゲームの情報共有場所について調査した。
今回の調査では、ゲーム機を購入する上で重視した点やゲームとPC利用時間の関連性を年代別で調査した。
≪調査結果サマリー≫
今回の調査対象は、16歳〜49歳までのWiiやPS3、Xbox 360などの次世代ゲーム機を所有する男女500人。 男女比は50対50の均等割付けで行った。
Q1では、次世代ゲーム機を購入する上で重視した点は何かを尋ねたところ、「ソフトの内容の面白さ」が71.4%、「ソフトの種類の豊富さ」が42.6%と続く結果になった。
会社名や知名度の割合が低いことから、ユーザーは「○○メーカーから出されたもの」という意識でゲーム機を購入するわけではなく、「○○シリーズのソフトがある」から、または「選択数が多い」からという点で、ゲーム機を購入していることが伺える。
Q1をさらにゲーム機別(PS3、Wii、Xbox 360)で比較した場合、Wiiは圧倒的に「ソフトの内容の面白さ」が多かったが、Xbox 360は「ワイヤレスコントローラーの有無」や「Wi-Fi接続の有無」を重視するユーザーが半数近くいるなど、ゲーム機によって若干ユーザーの重視点が異なると言えるだろう。
Q2では、週にどの程度ゲームを利用するのか、またPCでのインターネット利用時間がどの位なのか、両者を合わせて尋ねた。
すると、ゲームの利用時間は「1〜5時間未満」が43%と最も多く、利用時間が長くなればなる程、その割合は少なくなっている。 一方、PCでの利用時間も「1〜5時間未満」が最も多かったが、PCの場合、利用時間が長くなればなる程、その割合は高くなっており、ゲームの利用時間と相反する結果になった。
インターネット利用に関する意識・実態報告書によれば、仕事以外の個人でのPC(インターネット)を利用する時間は各年代で増加しているが、ゲームを利用するユーザーに関してもインターネット利用が活発であることが伺える。
[参照:「インターネット利用に関する意識・実態調査報告書」(財団法人経済広報センター)]
Q2をゲームの利用時間とPCでのインターネット利用時間の性年代別で見た場合、ゲームの利用時間は女性よりも男性の方が長く、70%以上の男性は1日に1時間前後ゲームを利用していることが分かる。
特にゲームの利用時間は、10代の男性で最も多く、20〜40代の男性についてはほぼ同程度の時間ゲームを利用していることが伺える。 またPCでのインターネット利用についても、男性の方が女性を上回っており、30代男性の30%以上が週に30時間以上個人でPCを利用していると考えられる。
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