Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、次世代ゲーム機"Wii・PS3・XBOX360”に関する調査を行った。
2005年12月発売のXBOX360や2006年11月に発売のPLAYSTATION 3(PS3)に続いて、2006年12月にはWiiが発売され、さまざまな家庭用ゲーム機が登場し、ゲーム業界は熾烈を極めている。 今回は、ユーザーの利用動向や情報共有におけるインターネット活用の有無、またWiiでのインターネット利用について調査した。
≪調査結果サマリー≫
今回の調査対象は、16歳〜49歳までのWiiやPS3、XBOX360などの次世代ゲーム機を所有する男女500人。 男女比は50対50の均等割付けで行った。
Q1-?では、購入した次世代ゲーム機について尋ねたところ、「Wii」が83.8%と圧倒的に多く、次いで「PS3」が34.6%、「XBOX360」が11.8%と続く結果になった。
Wiiについては、発売後1カ月足らずで100万台を突破し、PS3やXBOX360に圧倒的な差をつけ、人気を博す結果になった。
[参照:Wiiの販売台数が早くも100万台突破(ファミ通調べ)]
その後もWiiは販売台数を伸ばし、さらに新規ユーザー獲得を狙う「Wii Fit」効果により、2007年12月末には462万台の販売台数を記録する快挙を成し遂げている。
[参照:2007年の国内ゲーム市場規模は過去最高の約6876億6000万円(ファミ通調べ)]
上記Q1-?の性年代別で見た場合、Wiiが30代40代の女性から特に高い支持を受けていることが分かり、既存のゲームスタイルとは異なる、女性の心を巧みにとらえた商品力が成功のポイントになったと言えるのではないか。
PS3については、比較的に男性ユーザー、特に10代20代から支持を得ており、XBOX360については20代男性のみからの支持が顕著であった。
Q2では、何をきっかけにWiiなどの次世代ゲーム機を購入したか、また普段ゲームソフトを購入する際の情報源は何かを尋ねた。
すると、次世代ゲーム機を購入したきっかけやゲームソフトを購入する際の情報源として、60%以上のユーザーが「テレビ」を参考にしていることが分かった。
しかし、今回の回答が複数回答であることを考慮すると、多くのユーザーが「テレビ+友人・知人」や「テレビ+ゲーム等の専門誌」「テレビ+PCのゲーム専門サイト」と複数のものを参考にしているのではないかと考えられる。
今回の調査では、テレビが購入のきっかけとなっており、PCサイトや友人知人からの情報が更に購入の後押しをしているのではないだろうか。
また普段ゲームソフトを購入する際の情報源として、テレビ以外に「友人・知人」が30.4%、「ゲーム等の雑誌」が25.2%、「PCのゲーム専門サイト」が23.8%とゲーム機を購入したきっかけと比べて多いことから、ゲームソフトについてはゲーム機と比較してより能動的に、情報を収集しようとする意欲が強いと考えられる。
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