Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、前回の「au one」サービスの利用(上)に続いて、「au oneメール」について実態調査を行った。
調査対象は、15歳〜39歳のauモバイルユーザー300人。 男女比は、50%ずつの均等割り付けを行った。 年齢比は、10代:28.7%、20代:30.0%、30代:41.3%となった。
Q1で、今まで携帯電話のメール機能に対して何らかの不満があったかを尋ねたところ、「迷惑メールの多さ」や「漢字変換がしにくい」「メールの送受信が遅い」「他社の携帯に絵文字が対応していない」など、個々のユーザーで回答が分かれる結果になった。
特に迷惑メールの多さに悩むユーザーが目立ち、これはコンテンツやサイトへの登録を数多くしているユーザーやPCから携帯へメールを転送しているユーザーに多く見られる傾向だと考えられる。 また、他社の携帯に絵文字が対応していないことが原因で文字化けが生じることも、ユーザーの不満をあおる原因になっていると言えるだろう。
過去にWebマーケティングガイドで調査した各年代のモバイル利用に関する調査から、各年代の携帯電話の利用の中心は通話からメールへと軸が移っており、メールが日常生活には欠かせないサービス機能であるからこそ、ユーザーの目も一段と厳しくなっているのではないだろうか。
特に若年層の1日あたりのメール利用は顕著で、10代男性の70%が1日にメールを10通以上受信しており、頻繁にメールする友人も47.0%のユーザーが5人以上と回答していた。
10代女性も84.2%が1日にメールを10通以上受信しており、頻繁にメールする友人も10代男性ユーザー以上に多いことが分かっている。
[参照:10代男性に関する調査(上)-10代男性のモバイルは通話よりメールを多く利用する]
[参照:10代女性に関する調査(上)-10代女性の朝はメールで始まる!?-]
Q2では、「au one」のサービスの一部である「au oneメール」のサービスについて、今後利用していきたいと思うかを尋ねたところ、「まあ利用したい」が50.7%と最も多く、次いで「あまり利用したくない」が20.7%、「非常に利用したい」が15.0%という結果になった。
「非常に利用したい」と「まあ利用したい」を合わせると「au oneメール」のサービス利用意向は65.7%にのぼり、非常に高いと言えるのではないだろうか。
これは、「au oneメール」のサービスの一部に、「メール探索機能」という入力されたキーワードを元に差出人名や件名、メール本文などから瞬時に対象となるメールを検索できたり、「迷惑メール機能」という迷惑メールを迷惑メールフォルダに自動的に格納できる機能があるからだと考えられる。
また「連絡先機能」というメッセージを新しい送信先に送ると、そのアドレスが自動的に連絡先リスト追加され、ユーザーが自らアドレス帳に登録する手間を省いてくれる機能も含まれているからであろう。
[参照:Googleの技術を活用した「au one メール」の提供について]
今までの携帯電話機能に対して、ユーザーは迷惑メールの多さやメールの容量、メールの保存数の不足など不満を抱えていたが、「au oneメール」のサービスが開始されたことによって、利用者は確実に高まるだろう。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :300
調査期間 :2007年10月05日〜2007年10月09日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :15歳から39歳の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
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