Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、『au one』サービスの利用について実態調査を行った。
≪調査結果サマリー≫
9月27日からサービスを開始した『au one』に関する調査をauユーザー300人に対して行った。 その結果、「au one」の認知度では「知っている」が29.0%、「知らない」が半数近くの46.7%おり、au oneのサービス認知について、アクティブユーザーとノンアクティブユーザー2つに分かれる結果になった。
調査対象は、15歳〜39歳のauモバイルユーザー300人。
男女比は、50%ずつの均等割り付けを行った。
年齢比は、10代:28.7%、20代:30.0%、30代:41.3%となった。
Q1で、現在自宅でPC(パソコン)を使用しているか尋ねたところ、「家族所有のPCを使用している」が36.0%と最も多く、次いで僅差で「自分専用のPCを使用している」が35.3%と続く結果になった。
今回の調査がモバイルインターネットユーザーを対象にしていることから、「PCを使用していない」が24.7%とやや高い結果になっていると考えられる。
しかし、注目すべき点は自分専用のPCを使用するユーザーが35%強いる点で、PCが一家に一台ではなく、一人に一台与えられているという点だ。
近年、インターネットでSNSやブログで情報収集・交換したり、メールをしたりとその利用手段は多様化しており、個人でPCを活用する家庭(または一人暮らし)が増えていることも今回の調査結果で伺える。
Q2では『au one』を知っているか尋ねたところ、「知らない」が46.7%と最も多く、次いで「知っている」が29.0%、「何となく知っている」が24.3%という結果になった。
au oneは9月27日から開始されたサービスで、サービスが始まってからわずか2週間足らずであることを考慮すると、認知はある程度されつつあると考えられる。 [参照: KDDI、携帯&パソコンの統合ポータル「au one」 (ケータイWatch)]
しかし、その一方でサービスを知らないと回答したユーザーが約半数おり、今後まずは「au one」サービスをユーザーに認知させていくことが、サービス利用の拡大につながると言えるのではないだろうか。
また、Q1で「PCを使用していない」が24.7%いることを踏まえれば、今後「au one」利用者は確実に増加すると考えられる。
Q3では、「au one」サービスの特徴(メリット)として、ユーザーが携帯電話向けやPC向けとインターネットを限定されずに、一括してインターネットサービスを利用することが可能になるという点を伝えた上で、今後利用して見たいか尋ねたところ、「まあ利用したい」が52.7%と半数以上おり、次いで「あまり利用したくない」が20.3%、「全く利用したくない」が12.0%と続く結果になった。
「あまり利用したくない」と「全く利用したくない」を合わせると32.3%と、「au one」サービスの利用に関心を持たないユーザーがいる一方、「非常に利用したい」と「まあ利用したい」のユーザーは合わせて59.4%と、利用したくないユーザーの2倍以上いることが分かる。
現在、モバイルインターネットを利用する際にPCを利用しないユーザーのみならず、PCユーザーにとっても、移動式での利用が可能だったり、「無料で利用できる二つ目のメールアドレス」や「一人あたり2GBのメールボックス」など多様な機能を持ち併せており、このサービス認知が広がれば利用者も増加するのではないだろうか。
次回は、既存の携帯電話のメールに対する不満点やau oneメールの利用意向を尋ねていく。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :300
調査期間 :2007年10月05日〜2007年10月09日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :15歳から39歳の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。
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