Webマーケティングガイドでは、モバイルのインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、20代男性の携帯電話の利用状況についてモバイルリサーチ調査を行った。
すると、以前調査した「20代女性のモバイル利用」とは異なる傾向が見られる結果になった。
今回の調査対象は、20代男性のモバイルユーザー300人。キャリア比はDoCoMo:48.7%、au:36.7%、SoftBank:14.7%となっており、職業比は、社会人:46.9%、学生:37.3%、パート・アルバイト:10.7%、その他:5.1%となっている。
Q1では、20代男性について、モバイルでの通話、メール、インターネットの利用時間について300人に複数回答で尋ねた。
その結果、「通話」を利用する時間は、就寝前が22.3%と最も多く、次いで「お昼休みなどの休憩中」が21.3%、「授業・仕事中」が18.0%と続く結果になった。
「メール」を利用する時間帯については、早朝が32.7%と圧倒的に多く、次いで「お昼休みなどの休憩中」が22.7%、「通学・通勤途中」が10.3%と続く結果になった。
「インターネット」を利用する時間については、「お昼休みなどの休憩中」が23.7%と最も多く、次いで「早朝」が22.3%、「就寝前」が17.3%となった。
「通話」や「メール」、「インターネット」の利用時間帯について比較すると、「通話」は長くゆっくり時間をとりたいというユーザーの意識からか、就寝前や休憩中など比較的余裕を持てる時間帯に集中していることが伺える。
また、今回の調査に学生が40%近くいるため、「授業・仕事中」に通話やメールをするという回答結果が得られたと考えられる。
さらに以前調査した20代女性との利用時間の比較については、通話やメールではほぼ同様の結果が得られたものの、インターネットでは20代男性で就寝前に利用するが17.3%である一方、20代女性は25%強とインターネットを利用するユーザーの中で最も多く、インターネットの用途の違いが20代男女のインターネット利用時間の差異として現れたと言えるのではないだろうか。
Q2ではメールの送受信数や月々の携帯電話にかかる料金、電話帳の登録件数、頻繁にメール・通話する友達など、ユーザーの携帯電話利用度について6つの項目について300人に単一回答で尋ねた。
メールの受信数については、10〜20通が28.7%と最も多い結果になり、一方メールの送信数については10通〜20通が25.7%と最も多いが、全体的に20代男性と20代女性は送信数よりも受信数の方が多いと考えられる。
また、20代女性で1日に50通以上メールを送信するユーザーは11%いるものの、20代男性ではわずか5.6%と、メールの送信については男性よりも女性の方がアクティブであると言えるだろう。
携帯利用料金については、5000円〜7500円未満が30.3%と最も多く、次いで1万円〜1万5000円未満が25.0%となっており、男性の携帯利用料金は多いユーザーと少ないユーザーが二分する結果となった。
電話帳の登録件数については、100件〜200件未満が36.3%と最も多く、仕事での利用や交友関係の多さからか女性よりも多いことが分かる。また、頻繁にメールする友達については、20代女性とほぼ同様な傾向が見られ、「5〜9人」が最も多く34.3%となった。また、頻繁に電話する友達については「2人」が24.3%、「5〜9人」が20.7%と女性よりも多く、特定の友達に電話していることが伺える。
頻繁に電話する友達の多さが20代女性と異なる傾向にあるものの、全体的にメールのやり取りや利用時間、電話帳の登録件数では類似した傾向にある。携帯電話は利用者や男女の目的は違えど、20代のユーザーにとって存在意義は非常に大きなものであると考えられる。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
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サンプル数 :300
調査期間 :2007年09月21日(金)〜2007年09月25日(火)
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :20歳から29歳の男性
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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