Webマーケティングガイドでは、生命保険の加入に関して調査を企画し、株式会社エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチのリサーチパネルに対してインターネット調査を行った。
調査対象者は、20歳〜49歳男女のインターネットユーザー413人。
姓年齢比は、M1:15.7%、M2:24.5%、F1:19.4%、F2:40.4%となった。
Q1では、生命保険に加入したきっかけと生命保険を見直すきっかけについて尋ねたところ、『加入したきっかけ』については、「就職」が46.0%で最も多く、次いで「結婚」が26.2%、「子供が生まれた」が14.5%と続いた。『見直しのきっかけ』については、「結婚」が28.3%と最も多く、次いで「良い保険商品があることを知った」が24.5%、「子供が生まれた」が23.7%と続いた。
この結果から、加入のきっかけは「就職」のタイミングに集中しているが、見直しのきっかけは三者三様であることがわかる。しかし、全体的にみると「就職」「結婚」「子供の誕生」などといった人生の節目に、新規保険加入や保険の見直しをするユーザーは多いことが伺える。
また、よい保険商品があることを知って保険を見直ししたユーザーも多く、保険会社にとっては絶好のチャンスであると考えられる。今後保険会社に求められることは、ユーザーニーズを的確に把握、時代に合わせた商品開発も重要だが、商品告知や圧倒的商品認知がより重要になってくるのではないかと考えられる。
Q2では、保険の加入に際して加入意向がどの程度あったのか尋ねたところ、「自身の意向で」が68.3%最も多く、次いで「必要性に強いられて」が13.8%となった。
自身の意向で生命保険に加入しているユーザーが多いという状態は想定できるが、Q1でもあったように、人生の節目、特に「子供が生まれた」「結婚」などといった家族を守らなければならないという義務感から必要性に迫られて生命保険を加入したユーザーもいるのではないだろうか。また、「セールスを断りきれず」と言う回答が9.7%いることから、受身で保険へ加入し、契約内容をあまり把握していないユーザも少なからずいるのではないかと考えられる。
Q3では、現在加入している生命保険の加入経路を尋ねたところ、「保険外交員から」が53%で最も多く、次いで「郵便局・共済で」が16%と続いた。半数以上が保険外交員から加入している反面、通信販売やインターネットも合わせて6%になることから、簡単に加入できるような方法もユーザーに選ばれてきていることがわかる。
今回の調査手法がインターネット調査によるもので、インターネットからの加入者の割合が若干多くなっているではないかと考えられる。しかし、100年以上の前から生命保険会社はあるが長い歴史の中からみるとまだまだインターネット加入は始まったばかりと言える。今は保険外交員からの加入が半数以上ではあるが、今後インターネットの安全性や利便性がユーザーに浸透し信頼を得れば、さらにインターネットから加入するユーザーの割合は増加するだろう。
次回は生命保険加入の決め手について調査したい。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
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サンプル数 :413
調査期間 :2007年09月14日(金)〜2007年09月19日(水)
調査方法 :インターネットリサーチ
調査機関 :ターゲットリサーチ
対象者 :20歳〜49歳の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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