Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、就職サイトの利用について実態調査を行った。
第2回目では、21、22歳のモバイルインターネットユーザーに対して、携帯電話とPCの就職サイトをどのような目的で利用しているのか、更に就職サイトの利用に対する不満な点を尋ねた。
すると、多くのモバイルインターネットユーザーが就職サイトについて、「サイト側からのメールが多いにも関わらず、情報量が少ない」という不満を感じていることが分かった。
調査対象は、21、22歳の会社員または学生で就職サイトを利用したことのあるモバイルユーザー84人。 男女比は、男性:50.0%、女性:50.0%、職業比は、学生:60.0%、その他:40%となった。 またキャリア比は、DoCoMo:46.3%、au:42.0%、SoftBank:11.7%となっている。
Q1で、あなたはPCやモバイルから就職サイトをどのような目的で利用しているか尋ねたところ、PCでは「企業情報を探すため」が63.1%と圧倒的に多く、次いで「他の学生との情報交換のため」が15.5%と続いた。
一方、モバイルでも「企業情報を探すため」が36.9%と最も多く、次いでモバイルならではの「移動の時に便利だから」が17.9%、「他の学生との情報交換のため」が13.1%と続く結果になった。
やはり、就職サイトは雑誌や本などのように就職に関連した情報を調べたり、他の学生から気軽に企業の情報を取得したいと考えて利用している学生ユーザーが多いと考えられる。
また、前回の「第1回就職サイトに関する調査」の中で、「就職サイトを利用しかつPCが中心でモバイルは必要な時だけ」と回答しているユーザーが29.8%おり、モバイルサイトの必要性を改めて伺える結果と言えるのではないだろうか。
Q2ではPCやモバイルで就職サイトを利用する際に不満を感じる点を自由回答形式で挙げてもらった。 すると、「特になし」が38人いる一方で、「大量にメールがくる」や「検索しにくい」、「情報量が不足している」といった不満を感じているユーザーがいることが分かった。
まず顕著な不満点として挙げられたのは、「サイト側からのメールの量」で、必要と感じていないメールはユーザーにとって、不快感を招く可能性が高いと言えるだろう。
更に、就職サイトはあくまで企業の表面的な部分だけをユーザーへ情報開示している場合も多く、中にはその情報の信憑性を疑うユーザーもいると考えられる。
今後、就職サイトの運営者側は、今回の調査結果から得たような「中小企業の詳細な情報提供」や「就職情報の精査」などのユーザーニーズをくみ取り、よりユーザーが利用しやすいサイト運営を心掛ける必要があると言えるだろう。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :84
調査期間 :2007年07月27日〜2007年07月30日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :21歳、22歳の会社員または学生の男女
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