Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、就職サイトの利用について実態調査を行った。
第1回目の今回は、21、22歳のモバイルインターネットユーザーに対して、携帯電話とPCの就職サイトをどのように利用しているのか、また就職サイトについて知ったきっかけを尋ねた。
すると、多くのモバイルインターネットユーザーがPCの就職サイトを利用していることが分かった。
調査対象は、21、22歳の会社員または学生のモバイルユーザー300人。 男女比は、男性:50.0%、女性:50.0%、職業比は、学生:60.0%、その他:40%となった。 またキャリア比は、DoCoMo:46.3%、au:42.0%、SoftBank:11.7%となっている。
Q1では、21、22歳の男女に現在のあなたにあてはまる属性は何か尋ねたところ、「大学4年生」が19.0%、「大学を卒業して社会人1年目」が7.3%と続く結果になった。
また、「どれにも当てはまらない」が72.0%いることから、留学中のユーザーや高校や専門学校を卒業して働いているユーザーなど、様々な生活を送るユーザー像が伺える。
Q2では、就職サイトの主な利用者と考えられるQ1で「どれにも当てはまらない」と回答した以外のユーザー84人に対して、あなたが具体的にどのような方法でPCやモバイルの就職サイトを利用したか尋ねたところ、「PCのみを利用」が36.9%と最も多く、次いで「PCが中心でモバイルは必要な時だけ」が29.8%と続く結果になった。 (※今回の調査では特に就職サイトの定義を行なっていません)
また、「モバイルが中心でPCは必要な時だけ」と「モバイルのみを利用」を合わせてもわずか7.2%で、このことから就職サイトを利用する多くのユーザーはモバイルではなく、PCを中心に活用していることが伺える。
就職サイトのリクナビ モバイル版では企業検索や企業からの返信、説明会の検索、予約、行き方、更にはエントリーまでが可能であるが、今回の調査対象者がモバイルインターネットユーザーであることを考慮しても、やはり学生の就職サイトの利用はPCが主になっており、モバイルを中心に就職サイトを閲覧するユーザーは非常に少ないと考えられる。 (参照:モバイル版リクナビいつでもどこでも活用術)
Q3では、利用した就職サイトを知ったきっかけは何かを尋ねたところ、「先生(大学・予備校)から」が47.6%と最も多く、次いで「友人・知人から」が39.3%、「一般の情報サイトから」が29.8%と続いた。
「就職活動意識調査」(2007年5月実施) の調査結果によれば、現在就職活動に利用している情報源を聞いたところ、「OB・OG訪問」が16%、「ネット上の就職コミュニティ」9%、「早くから就職活動を行っている同級生の話」8%、「就職活動についての個人ブログ」7%が上位に挙がっており、就職活動準備を始める際に、情報収集において経験者の生の声が強く求められていることが伺える。 [参照:09卒対象「就職活動意識調査」(2007年5月実施) 調査結果を発表(エンジャパン株式会社)]
Q3の結果からも大学や予備校の先生や身近な友人・知人がきっかけとなり、就職サイトへアクセスしているユーザーが80%以上いるが、その一方で「一般の情報サイト」や「就職関連の比較サイト」、「SNS」などがきっかけで就職サイトを知るユーザーもおり、学生の情報取得経路は非常に多様化していると言えるだろう。
次回は、PCとモバイルにおける就職サイトの利用目的や就職サイトを利用して不満に感じた部分を調査していく。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :300
調査期間 :2007年07月27日〜2007年07月30日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :21歳、22歳の会社員または学生の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。
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