Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、モバイルのカメラ機能に関する調査を行った。
今回の調査対象は、10代〜40代のモバイルユーザー300人。 キャリア比はDoCoMo:46.3%、au:40.0%、SoftBank:13.7%、 男女比は男性33.0%、女性67.0%となった。
モバイルのカメラ機能に関する調査の第1回では、モバイルユーザーがどの程度モバイルで写真を撮っているのか、また、どのようなものを、どのような場面で写真に撮るのかについて迫った。
第2回では、ユーザーは撮った写真を誰に送るのか、また写真を受け取ったらどんな感想を持つのかを調べた。
Q1では携帯電話で撮った写真を誰にメールで送るかを尋ねた。
その結果、「知人・友人」と答えた人が64.6%と圧倒的に多くなり、次に「兄弟・姉妹」24.8%、「両親」24.5%と続いた。 また、「送ったことがない」という人は12.6%となり、実に87.4%の人は携帯電話で撮った写真を他の人に送ったことがあるという結果になった。
第1回の調査でユーザーの多くは景色写真や友人などの写真を撮っているという結果が出たが、こうした写真を身近な人に送って情報を共有していることがわかる。
このように、携帯電話で撮った写真をメールで送る習慣は広く普及してきたほか、最近ではさらに動画の送信も携帯間でできるようになった。 携帯電話で撮った動画を簡単にブログに投稿できるASPサービスも、株式会社コムスクエアから提供された。 (参照:「携帯電話から動画メールするだけで動画ブログが自動作成される機能を企業向けSNSのASPサービス「Looops」に提供」)
こういったサービスを利用して、様々なブログサイトで気軽に携帯電話で撮影した動画を投稿できるようになると、モバイルでのコミュニケーションの幅はさらに広がると思われる。
「その他」の意見では、「ブログ」や「サイト」といった回答が見られた。身近な人に送るよりも、インターネット上で公開・共有することを目的に、写真を撮っているユーザーもいると考えられる。
ソニー・デジタルエンタテインメントでは、今年4月12日、携帯電話で撮った写真を投稿できるコミュニケーションサイト「写めコト。」を開始した。投稿された写真には自由にコメントを書き込めるなど、友人や家族など身近な人を超えて、モバイルの写真を共有して楽しめるようになってきている。 (参照:「ソニー・デジタルエンタテインメント、携帯写真コミュニケーションサイト“写めコト。”を開始(デジタルライフ)」)
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