Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、第4回携帯電話の検索に関するモバイルリサーチ調査を行なった。 その結果、Yahoo!モバイルとGoogleが利用率を上げている一方で、iモード検索の利用率は減少してきていることがわかった。
今回の調査対象は、15歳以上〜49歳未満の男女モバイルユーザー300人で、男女比については50%ずつの均等割付けを行い、年齢比は15〜19歳:33.3%、20〜34歳:33.3%、35〜49歳:33.3%となっている。また、キャリア比はDoCoMo:47%、au:38.3%、SoftBank:14.7%となっている。
第2回携帯電話の検索に関する調査(2006年12月実施)から3カ月が経過したが、その間モバイル業界ではイー・モバイルが新規としては13年ぶりに業界に参入することを発表し、その他にもmixiのユーザー数は800万人を超え(参照:mixiプレスリリース)、DeNAが運営する「モバゲータウン」ではサービス開始から1年強が過ぎた3月10日現在、会員数が400万人を突破するなど(参照:DeNAプレスリリース)、モバイル業界は破竹の勢いで成長を遂げている。
今回の調査は、この成長著しい業界の中でますます重要度を増すであろうモバイル検索が、ユーザーにどのように支持され、またどのように利用されているかの傾向を把握しようというものである。
まずQ1では、よく利用するモバイル検索サイトについて尋ねた。その結果、最も利用率が高いのは「Yahoo!モバイル」で52.3%、次いで「Googleモバイル」の37%、そしてドコモiモードの公式サイト検索エンジンである「i-mode検索」が28%で続く結果となった。
昨年12月に実施した調査では、「Yahoo!モバイル」が48.1%、次いで「i-mode検索」の44%、そして「Googleモバイル」の31.8%と続く結果となっている。つまりこの3カ月間で起きた変化はというと、まずYahoo!モバイルがその利用率を4%以上も伸ばしたことが挙げられる。
また、顕著な伸びをみせているのはYahoo!モバイルだけでなく、「Googleモバイル」についても同様のことがいえる。前回との比較では利用率が5.2%増加しており、その成長率だけをみるとYahoo!モバイルをも凌ぐ勢いにある。 そして、もう一つ注目すべきは「i-mode検索」の利用率が、以前の44%から28%へと大きく減少していることであり、新興市場ならではの成長スピードの速さには目を見張るものがある。
ただし、上記した内容はリサーチ結果から考えられうる推測の域をでないため、今後も継続的な調査を行っていき、ユーザーの利用動向を追い続けていく必要があるだろう。
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