文:CNET Japan ITランキング調査団
構成:プラスワンデジタル
2006/12/01 11:15
次世代ゲーム機の顔ぶれが揃いました。2005年に発売されたマイクロソフトの「Xbox 360」に続き、11月11日にはソニー・コンピュータエンタテインメントの「PLAYSTATION 3」が登場。任天堂の「Wii」も北米で一足先に発売され、いよいよ12月2日に国内でも発売されます。
開発費の増大をはじめとしてさまざまな問題を抱える国内ゲーム市場において、次世代ゲーム機は市場を再び活性化する存在として期待されています。そこで今回は次世代ゲーム機の購入意向について調査しました。
まず、どの次世代ゲーム機を買いたいのか尋ねたところ、結果は次のようになりました。
●次世代ゲーム機を買いたいと思いますか(機種ごとに択一回答)
| Xbox 360 | PLAYSTATION 3 | Wii | |
|---|---|---|---|
| 持っている | 1.3% | 1.4% | 2.1% |
| すぐに買いたい | 0.7% | 3.6% | 3.3% |
| いずれ買いたい | 3.2% | 18.6% | 19.3% |
| 様子を見たい | 10.3% | 30.3% | 32.4% |
| 買う気はない | 73.1% | 36.8% | 33.0% |
| わからない | 11.4% | 9.3% | 9.9% |
NetMileリサーチに登録した全国の1000人の男女に11月29日に調査。以下同じ
Wiiの「持っている」「すぐに買いたい」の回答率は、それぞれ「すでに購入予約した」「発売後すぐに買いたい」という選択肢の回答率を表わす。
PLAYSTATION 3の発売日は、初回出荷台数が極めて少ないこともあいまって、前日から量販店に行列ができた様子が大きく報じられました。一方、北米で一足先に発売されたWiiは、8日間で60万台を売り上げる順調なスタートを切り、国内発売で早くも100万台に達しようとしています。
そのPLAYSTATION 3とWiiの購入意向は、ほぼ同じ結果となりました。購入意向を持つ人(「すぐにでも買いたい」、「いずれ買いたい」の回答者)は、どちらも約22%に上ります。30%超の「様子を見たい」という回答を合わせると、50%以上の人は購入に関心があるようです。
一方、厳しい数字を示したのが「Xbox 360」です。世界市場では年内に出荷台数が1000万台に達する見込みと好調ですが、国内市場では苦戦しています。今回の調査でも「買う気はない」とする人が73.1%にも及びました。国内市場ではブランド力に乏しいだけに、インパクトのある施策を講じないと、この数字を覆すのは難しいのかもしれません。
ゲーム機の購入意向は、今後のゲーム機の覇権争いについて尋ねた質問でも顕著に現れました。3年後のゲーム市場で中心となっているゲーム機を予想してもらったところ、本命はPLAYSTATION 3、対抗馬がWiiという構図が浮かび上がってきます。
●3年後のゲーム市場は、どのゲーム機を中心に展開していると思いますか(択一回答)
| 1 | わからない | 25.5% |
| 2 | PLAYSTATION 3が中心になっている | 21.7% |
| 3 | PLAYSTATION 3とWiiが拮抗する | 18.1% |
| 4 | Wiiが中心になっている | 14.2% |
| 5 | 携帯型ゲーム機が中心になる | 8.6% |
購入にも様子見をしている人が多いとあって、「わからない」という回答が最も多い結果となりました。注目したいのは「PLAYSTATION 3とWiiが拮抗する」(18.1%)という回答率の高さです。
この結果は、発売が近づくにつれてWiiの評判が高まってきたことに加え、ゲーム機の覇権争いが従来と違う様相を見せていることも要因にありそうです。ゲーム機の市場は、ファミリーコンピュータからPlayStation 2に至るまで、トップシェアを握ったメーカーが「1人勝ち」する歴史を重ねてきました。しかし今回は、PLAYSTATION 3が最先端の「エンタテインメントシステム」を目指しているのに対し、Wiiは誰でも楽しめる「手軽さ」に主眼を置いています。こうしたコンセプトの違いから、両者が拮抗・共存すると見ている人が多いといえそうです。
さて、次世代ゲーム機はハイビジョン出力やネットワークサービスなどの新しい特徴を備えていますが、ゲームファンはどんなところに惹かれているのでしょうか。
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