今回のテーマは「飲料のキャンペーン情報に関する調査」。
飲料の購入実態や、飲料メーカー各社で行われているキャンペーン参加の経験・意向について調査した。
今回の調査は12月7日〜12月10日で行い、全国の20歳以上の男女1,047人(男50.8%、女49.2%)から回答を得た。
「日頃購入する飲料類について」聞いたところ、男女ともに「お茶飲料」が7割以上と最も多く、次いで男性は「ビール」59.6%「コーヒー飲料」57.9%、女性は「果実飲料・野菜ジュース」55.0%「ビール」48.0%が続いた。飲料別に「キャンペーン情報をどこで取得するか」を聞いたところ、ワイン以外の飲料は「テレビ」が最も多かった。また、各飲料共通して「店頭に貼ってあるPOPや広告を見て」を選んだ人が男性に比べ女性は多い結果となった
飲料メーカーなどが行うキャンペーンの参加経験者に応募手段を聞いたところ、「ハガキ・応募用紙」や「インターネット(PC)」は全体で9割近くおり、また各年代で大きな差は見られなかった。しかし、「インターネット(携帯電話)」については、年代による差が見られ、20代では約5割いたものの、年齢が高まるにつれ参加経験者は少なくなり、50代、60代は約1割にとどまった。
「インターネット(PC)からキャンペーンに参加するメリット」について聞いたところ、「切手代がかからない」との理由が86.4%と最も多く、次いで「郵便ポストへ投函する手間がない」82.2%、「個人情報の登録が簡単」という結果になった。「インターネット(携帯電話)」については、1位・2位はパソコンと同じだが、3位には「QRコードを利用できる」51.7%という携帯電話ならではのメリットがあがった。なお、「個人情報の登録が簡単」は33.6%と低い結果になった。
一方、パソコンや携帯電話など、インターネットを利用するキャンペーンに参加しない人にその理由を聞いたところ「特に理由はない」が47.0%と最も多かったものの、「個人情報の登録が面倒だから」26.8%、「キャンペーンの内容が魅力的ではないから」22.0%といった理由があげられた。前述の結果からも、携帯電話を使ってのキャンペーンはまず「簡単に参加できること」が普及拡大のカギになることが示唆される。
最後にさまざまなプレゼント項目を提示して応募意欲について「応募する」「応募しない」の2択で選んでもらった。「旅行券10万円分/100名」については、年代が上がるにつれ「応募しようと思う」と選んだ人が増加傾向にあった。また、「好きな音楽(1曲)ダウンロード/3000名」については、年代が下がるにつれ増加傾向があった。
内閣府の消費動向調査でも国民の88%(2007年3月)が持つと言われている携帯電話は、パソコンの応募メリット上位に挙げられた「個人情報の登録が簡単」の部分をどう克服するか。携帯電話機の進化も著しい今、携帯電話本体の操作性と、キャンペーン応募画面の改善が、今後の携帯電話を利用したキャンペーン普及の重要なカギになるかもしれない。
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