シャープは4月19日、モバイルインターネットツール「NetWalker(ネットウォーカー)」の第2弾として、「PC-T1」シリーズを発表した。5月下旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は4万7000円の見込み。
2009年9月に発売したキーボード付きの「PC-Z1」や12月に発売した辞書付きの「PC-Z1 J」から大きくデザイン変更し、キーボードのないディスプレイのみのシンプルなデザインにした。カラーはシルバー系とブラック系の2色のみで、20代後半から30代、40代の男性層を主なターゲットとする。シャープによれば、PC-Z1とPC-Z1 Jもしばらく併売していくいう。
PC-T1シリーズの重さは約280gで、PC-Z1の約409gよりも軽量化した。コンパクトな文庫本サイズで、高精細のタッチパネル付5型WSVGA液晶(1024×600ドット)を搭載している。手帳スタイルで、ペンによる手書きメモや文字入力ができる。約3秒のクイック起動で、バッテリ駆動時間は約6時間。バッテリ駆動時間はPC-Z1の約10時間に対し4時間短くなったが、今回より予備のバッテリを持っていれば交換できるようにした。
手書きノートソフト「Xournal(ゾーナル)」を搭載しており、タブレットPCのように手書きで文字を入力できるほか、PDFへの変換やPDFデータへの書き込みが可能だ。送られてきたPDFデータに手書きでコメントを入れて返信することもできる。
辞書は、「スーパー大辞林3.0」「ジーニアス英和辞典 第4版(NetWalker版)」など12種類の辞書を収録。専門書をはじめ語学辞書やビジネス書など、約2万5000冊が揃うNetWalker専用の電子書籍販売サイト「NetWalkerライブラリー」から書籍をダウンロード購入することも可能だ。
Bluetoothを搭載しており、市販のBluetoothキーボードとワイヤレスで接続することもできる。また、各キャリアのUSB通信アダプタやイー・モバイルの「Pocket WiFi」などにも対応し、ネットへの接続も簡単に行える。
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