ウィルコムのシャープ製スマートフォン「HYBRID W-ZERO3(WS027SH)」が生産終了の危機にある。販売店によると、ウィルコムから生産終了の知らせが届いたといい、ウィルコムも「メーカーと協議中だ」と認める。
HYBRID W-ZERO3は、PHS網に加えてNTTドコモのFOMA通信網も利用できる端末。3月15日に料金プラン「新ウィルコム定額プランG」が改定されてPHSパケットデータ通信料金が無料となり、月額1450円でウィルコム間の通話とPHS網でのパケットデータ通信が使い放題となったことで、人気に火がついた。
ウィルコムの公認ショップとして、ネット上でウィルコム端末を発売している「TELTELKUN」では、「ウィルコムより4月8日生産終了との通達があり受付を終了致しました」と掲示している。料金が改定された3月半ばから在庫切れが続いている状態だったという。
これについてウィルコム広報は「料金の改定で、HYBRID W-ZERO3の販売がぐっと伸びた。完売したわけではないが、在庫が薄くなっている」と説明。生産終了については、「メーカーと納品スケジュールや数量を協議している段階で、ウィルコムとして販売を終了したという判断はしていない。ただ、営業の判断で、在庫がない店舗に対して『いったん生産を終了した』と通知しているところもあるようだ」とコメントしている。
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