ラスベガス発--当地で開幕した「CTIA 2010」において、Sprintは大方の予想通り、同社初の4G携帯電話「HTC EVO 4G」を発表した。HTC EVO 4Gは、Sprint初のWiMAX対応携帯電話というだけではなく(これまで同社はノートPC向けの4Gカードと「Samsung Mondi」の提供にとどまっていた)、4G携帯電話の市販品で初めて米国の主要キャリアを利用できるものとなる。EVOはGoogleのOS「Android 2.1」を搭載し、ついに最新のAndroid OSを利用できる新しいAndroid携帯電話が登場することになる。
第1に、EVOは魅力的なタッチスクリーン端末であり、「HTC HD2」によく似ている。2010年1月末に「HTC Supersonic」の写真が流出した際、われわれはEVOのキャンディーバー風のデザインをすでに目にしていた。結局、最終的な製品は第一印象からそう遠くないものになっている。
4.3インチの大型ディスプレイはかなり目立つ。解像度と色の対応には余裕があり、快適なブラウジング体験に役立っている。短時間触ったところ、タッチスクリーンも正確で反応がいいようだ。ディスプレイの下には4つのタッチコントロールが並び、それぞれにホーム画面、メインメニュー、検索、直前のページへの復帰という機能が割り当てられている。物理的なナビゲーションコントロールだが、操作の大半はいずれにせよタッチスクリーン上で行うのだから、それで問題ない。
物理的なコントロールとしてはほかに、ヘッドセット用の3.5mmジャック、micro USBポート(どちらもよくできている)、電源操作、音量ロックが含まれる。背面には、8.3メガピクセルで撮影できるカメラの突き出たレンズがフラッシュと並び、さらにディスプレイの上にビデオ電話用のVGAレンズがある。私たちはスタンドが内蔵されている点も気に入った。
他の機能には、Bluetooth、Wi-Fi、1Gバイトの内蔵メモリ、「Sprint Navigation」の「Assisted-GPS」、7種類のホーム画面、スケジュール管理、最大32Gバイトに対応するmicroSDカードスロット、1GHzの「Snapdragon」プロセッサ、HDMI出力ポート、Googleアプリへの日常的なアクセスに配慮したインターフェース、「Sprint TV」、メッセージング、「Outlook」「Exchange」の連絡先と電子メールへの対応などがある。Outlookのカレンダーに同期する機能はまだないが、「Gmail」の同期は標準で搭載している。また、EVOはホットスポットとしても機能し、最大8台の機器と接続できる。
HTC EVO 4Gは2010年夏に発売される予定だが、Sprintは端末の価格設定やWiMAXプランの詳細については発表しなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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