ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PlayStation 3向けの人気タイトル「リトルビッグプラネット」の開発会社である英Media Moleculeを3月2日に買収したと発表した。日米欧のソフトウェアタイトル制作部門を統括するSCEワールドワイド・スタジオ(SCE WWS)の開発力を強化するのが目的とのことだ。
リトルビッグプラネットは、ユーザーが好きな素材やアイテムを組み合わせてゲーム内のステージを自由に作り、ほかのユーザーと共有できる点が特徴。これまでに全世界で300万本以上を出荷しており、170万のステージがユーザーの手によって作られ、公開されているという。
Media Molecule共同創業者のAlex Evans氏は「クリエイターおよびゲーム制作に対するSCEの理解、強力なサポートはもちろんのこと、我々の奇抜なアイデアやアプローチにも真摯に耳を傾けてくれる姿勢があったからこそ、SCEとの間で類まれな信頼関係を築くことができた。『リトルビッグプラネット』の功績はそれを証明しており、今後SCEグループの一員としてゲーム制作の新たなチャプターを迎えることができることを嬉しく思っている」とコメントしている。
SCE WWSは、日米欧に15のスタジオを持ち、2500人以上のスタッフを抱えている。なお、今回の買収の金額は明らかにしていない。
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