インプレスR&Dは12月11日、「スマートフォン利用動向調査報告書2010」を発売した。
この報告書は、インプレスR&Dのインターネットメディア総合研究所が、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)スマートフォン推進委員会の監修の元に、スマートフォンの利用実態をまとめたもの。
報告書によると、最も利用しているスマートフォンは「iPhone 3G」が24.6%で1位、「iPhone 3GS」が21.5%で2位となり、合計で46.1%のシェアを占めた。これまで主流であったWindows Mobileを搭載した「W-ZERO3[es]」や「WILLCOM 03」などはシェアを落としている。グーグルのオープンプラットフォームであるAndroidを搭載した「HT-03A」は2.3%で10位となってた。
データ通信を「利用しない」と回答したユーザーはごく一部で、1日に30分以上利用するユーザーは2008年の42.0%から55.3%にまで増加した。30分以上利用するユーザーの比率は、Windows Mobile搭載機(PHS)では44.5%、Windows Mobile搭載機(携帯電話)では54.6%であるのに対し、iPhone 3GSユーザーで77.3%、iPhone 3Gユーザーで66.8%、Android搭載機ユーザーで66.8%と高くなっている。
さらに、スマートフォンによって業務を効率化できるかという設問に対しては、「そう思う」が40.6%、「どちらかといえばそう思う」が37.4%となった。この割合は、2008年の47.7%から30.3ポイント増加している。特にiPhoneユーザーでこの傾向が顕著であり、数多く提供されているアプリによるところが大きいとインプレスR&Dは見ている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス