日本エイサーは10月13日、新OS Windows 7を搭載したPCラインアップを発表した。Aspire Timelineシリーズとして新たに11.6型液晶の小型ノートPC「AS1410」を追加し、10月22日より発売する。
もっとも注目されるAspire Timelineシリーズは、11.6型液晶(1366×768ドット)を搭載し、CPUにはデュアルコアのインテルCeleron SU2300、モバイルインテルGS45チップセット、2Gバイトメモリ(デュアルチャネル対応最大4Gバイト)、250GバイトのHDDを備える。さらに、カメラ、カードリーダ、Bluetooth、802.11b/g/n対応の無線LAN、ギガビットイーサネットも搭載している。
重さは1.38kgで、サイズは厚さ22.1〜30mm×幅285mm×奥行き204mm。6セルバッテリを搭載し、バッテリ稼動時間は約7時間。OSはWindows 7 Home Premiumを搭載する。カラーは、ダイヤモンドブラックとなる「AS1410-Kk22」、サファイアブルー「AS1410-Bb22」、シーシェルホワイト「AS1410-Ws22」の3色だ。店頭想定売価は5万9800円の見込み。
商品説明をした営業本部プロダクトマーケティング部シニアマネージャーの稲川公裕氏は、ノートブック市場を分析。Aspire Timelineシリーズには、3つのノートPC市場からの流れが期待できると説明した。
ネットブック市場からは、性能を求めるユーザー。スタンダードノートPC市場からは、軽量・薄型化を求めるユーザー。さらに、モバイルサブノート市場からは低価格化を求めるユーザーの需要が見込めるという。
一方で、ノートPCの購入理由としては純粋な新規購入はほどんどなく、買い替えや買い増しといった需要が中心であるという。中でもネットブックは買い増しが7割を超えていると話す。「家族で2台目」「一人で使い分け」「2部屋目」とった具体的な需要を分析し、エイサーのラインアップでは、ネットブックのAspire One、ノートPCのAspire Timeline、ネットトップのAspire REVOなどで対応できるとした。
今回発表されたラインアップでは、既存機種のスペックアップモデルも追加された。ネットブックの「Aspire One」シリーズに1280×720ドットの10.1型液晶を搭載し、OSにWindows 7 Home Premiumを搭載した「Aspire D250シリーズ」。NVIDIAのIONプラットフォームにインテルAtom N330を組み合わせて高性能化を図ったネットトップPCの「Aspire Revo ASR3610-A44/A45」も発表された。
既存機種にWindows 7を搭載した13.3型液晶搭載の「Aspire Timeline AS3810T」、15.6型液晶とAMD Athlonを搭載した「AS5542-M23」「AS5534-L34F」、デスクトップPCなども発表した。発売日は一部を除いて10月22日。
なお、発表会では今後、別の新製品やGatewayブランドの製品発表もすると予告。現在Gatewayブランドは一部店舗で限定販売しているが、販売店を拡大して展開する製品も投入するとした。また、近日発表予定として、Acerがオリンピックの公式パートナーになったことによるオリンピックロゴ入りのノートPCなども披露された。
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