Appleは米国時間9月10日、「Mac OS X Snow Leopard」向けに比較的マイナーなアップデートをリリースした。同OSをインストールするとAdobe Systemsの「Flash Player」が前のバージョンに戻ってしまう問題を修正したものだ。
Appleは8月28日にSnow Leopardをリリースした際、セキュリティ上の問題を持つことが確認されている古いバージョンのFlash Playerプラグインを搭載した。Sophosのセキュリティ専門家であるGraham Cluley氏はこの問題についてユーザーに警告し、Snow Leopardをインストールしたすべてのユーザーは直ちにFlash Playerをアップグレードするよう強く求めていた。
今回のアップデート(Mac OS X 10.6.1)は、Flash Playerプラグインを、Adobeがリリースした安定版である最新バージョン10.0.32.18にアップデートすることで、この問題に対応する。
Appleによる初めてのSnow Leopardのアップデートとして、これが大きなニュースだが、他にもマイナーな修正をいくつか盛り込んでいる。Mac OS X 10.6.1では、Sierra Wireless製3Gモデムとの互換性を改善したほか、一部のDVDが再生を停止してしまう問題に対処している。
プリンタの互換性や、Appleの「Mail」アプリケーションにおける自動アカウント設定も改善されている。「Motion 4」が応答しなくなる問題も修正された。
Mac OS X 10.6.1は、Appleのサポートウェブサイト、またはMac OS Xのソフトウェアアップデート機能を介してダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス