ドイツ、ベルリン発--東芝が、当地で開催のIFAでタッチスクリーン式ホームメディアタブレットを披露した。
「JournE Touch」は(その名が示すとおり)、タッチスクリーンを搭載したモバイル端末。東芝はこの分野に初めて製品を投入し、製品の展開が期待されるAppleをはじめとする競合を打ち負かしたいと考えているようだ。
またJournE Touchは一般家庭の消費者を対象とした、第3のデバイスになることを意図して作られている。JournE Touchの利用シーンについて、東芝幹部のMarco Perino氏は「PCを起動せずにインターネットにアクセスしたいとき」と述べる。また、同製品はスマートフォンの代替になるという。Perino氏は、スマートフォンについて、「キーボードが適切なサイズでないため、あまり実用的ではない」と述べる。
JournE Touchは7インチのスクリーンを搭載。厚さはおよそ0.5インチ(1.27cm)で、重さは1ポンド(454g)未満。ARMプロセッサ、Wi-Fiを搭載する。OSは「Windows CE」。
JournE Touchはインターネットへのアクセスや家庭内の他の端末とのコンテンツの共有を目的とした製品である。例えば、テレビに接続してビデオや写真などのウェブベースのコンテンツをストリーミングすることができる。データを入力することを意図した製品ではないが、タイプ入力を可能にするアプリケーションも搭載する。
東芝によると、JournE Touchは2009年末までにまずは欧州で発売し、2010年初旬に他地域にも展開する予定という。価格は249ユーロ。はるかに機能の少ないほかのネットブックに比べて高額であるが、Appleが投入するタブレットよりも安いと見て間違いないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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