スクウェア・エニックスは、ニンテンドーDS向けソフト「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」について、ゲームデータを改変したプレーヤーと通信をすることで、正常にゲームが遊べなくなる恐れがあるとして警告している。
一部のユーザーが、任天堂が許諾していない装置を使って、ゲームデータを不正に改変してプレイしているという。ドラゴンクエストIXでは「すれちがい通信」という機能によって、ほかの人と宝の地図を交換できる。この際、ゲームデータの改変によって入手された宝の地図を受け取り、その地図を使ってプレイすることで、そのユーザーのゲームデータにも影響がでてしまう恐れがあるのだという。
また、複数のユーザーで同時にプレイできる「マルチプレイ」においても、ホストとなるプレーヤーがゲームデータを改変していた場合、本来入手できないはずのクエスト(物語)が追加され、その後のプレイに悪影響を及ぼす可能性があるとのことだ。
スクウェア・エニックスによると、8月末時点において、正常なプレイで手に入れられる宝の地図のうち、特定のモンスターの名前がついたものは「バラモスの地図」「ムドーの地図」「ドルマゲスの地図」「竜王の地図」「デスピサロの地図」「ミルドラースの地図」のみ。これ以外は不正なデータ改造で取得されたもののため、こうした地図を受け取った場合はプレイせずに、「どうぐ」コマンドの「たからのちず」リスト上で「すてる」を選んで、破棄することを推奨している。
また、マルチプレイをする場合は、事前にお互いがゲームデータを改造していないかを確認するよう呼びかけており、知らない人とプレイすることは控えるよう求めている。
不正なゲームデータの改変によって引き起こされた直接的、間接的な現象について、スクウェア・エニックスでは対応できないとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」