高級携帯電話ブランド「Vertu」は8月31日、VERTUハンドセット購入者を対象に、メンバーシッププログラム「VERTU Club(ヴァーチュ クラブ)」を9月1日より開始すると発表した。
これは、Vertu がMVNO(仮想移動体通信事業者)となって提供する通話・通信サービスだ。
メンバーになると、1200分相当の国内通話料、国内パケット通信が利用できるほか、ステータス・シンボルとなるメールドメイン「@vertuclub.ne.jp」ドメインのメールアドレスが得られる。
英国にある強固な旧軍事用掩蔽壕(えんぺいごう)内にあるサーバで、VERTUハンドセット内に保存したデータをバックアップする「VERTU Fortress」サービスも付く。このほかにもVertu独自の絵文字、24時間365日利用可能なコンシェルジュサービス「VERTU コンシェルジュ」が利用できる。
VERTU コンシェルジュでは、旅行やショッピング、相撲やオペラなどのエンターテイメントまで幅広くサポート。利用者が世界中のどこにいても、サポートできる態勢を整えているという。
「来週、上海で取引先とのミーティングがあるので、羽田発のプライベートジェットを用意できないか」「結婚記念日にジュエリーが好きな妻のために数時間店を借りきって、好きなものを選ばせたい」「先日、取引先の外国人社長が相撲好きと聞いたので、ぜひ千秋楽の桟敷席を手配してほしい」といった要望にも応えるとしている。
いずれのサービスもVertuが日本市場のために独自で開発したもので、Vertuによれば「ターゲットであるビジネスに成功した富裕層のニーズに応えるよう設計した、ラグジュアリーコミュニケーションサービス」としている。
メンバーシップ費は、月次メンバーシップ(月額5万2500円)または、年次メンバーシップ(年額57万7500円)の2タイプから選べる。
なお、9月1日より日本で初めての百貨店店舗となる「ヴァーチュ 日本橋三越店」を、日本橋三越本店本館1階にオープンするとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」