Appleは米国時間5月12日、「Mac OS X Leopard」のアップデートであるバージョン10.5.7をリリースした。複数のバグとセキュリティ問題を解決したほか、ハードウェアサポートが拡張されている。
アップデートで修正されている複数のセキュリティ問題には、ウェブサーバのApacheやPHP、CoreGraphics、Safariに関連した問題が含まれている。アップデートはまた、Apple Type ServicesやQuickDraw Manager、WebKitなどに存在する、任意のコード実行を招く脆弱性をそれぞれ修正している。
ハードウェアサポートで強化されたのは、サードパーティー製デジタルカメラのRAWイメージへの対応である。同フォーマットはJPEGよりもより多くの画像情報を保持することが可能である。このアップデートではまた、NVIDIA製のグラフィックスコンポーネントを搭載した最近のMacでの動画再生とカーソル動作のパフォーマンスを改善し、Mac OS X 10.5.6におけるDvorakキーボードレイアウトの問題も解決している。
Mac OS X 10.5.7には、ネットワークの安定性やパフォーマンスに関連した問題のほか、Gmailのログインや米Yahooでのコンタクトの同期に関連した問題に対するパッチが含まれている。アップデートはまた、Unit ConverterやStocks、Weather、Moviesなど一部のDashboardウィジェットで問題となっていた精度を改善するパッチも含んでいる。
iCalに関しては、CalDav処理の信頼性のほか、MobileMeとの自動同期などが改善されている。Appleはまた、Parental Controlsとアプリケーション制限の整合性を改善した。
このアップデートは、Mac OS X Leopardを使用している全てのユーザーを対象に推奨されており、スタンドアロンのインストーラかSoftware Updateで適用可能になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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