Acerは世界規模の大手PCメーカーであり、またGateway、eMachines、Packard Bellブランドを有している。同社は米国時間4月7日夜、ニュージャージー州のリバティサイエンスセンターで開催のプレスイベントで、新しいシステムの一群を発表した。
10機種以上に及ぶ新しいノートPC、ネットブック、ネットトップ、オールインワンPCの発売はどれもまだ先で、新学期シーズンに向けて6月に発売を開始する見込みだということだが(うち数モデルは米国で発売されない可能性すらある)、ここでは主要なモデルの一部を紹介する。
「Acer Timeline」は、13.3インチ、14.1インチ、15.6インチモデルのシリーズで、16:9対応のLEDディスプレイ、Intelの超低電圧(ULV)プロセッサ、(現行の「MacBook」のように)マルチタッチジェスチャー対応のタッチパッドを備えている。さらに、画期的なパッシブクーリング(Intelが開発し、「Laminar Wall」と呼ばれる)を搭載している。これは、ノートPCの外面に触れたときに感じる温度を低く保つというものだ。
Acerは、超低電圧CPUとLEDディスプレイの採用により、1回のバッテリ充電で8〜10時間の使用が可能だとしている。
この3モデルはすべて少し先細の形状であり、厚さはおよそ0.9インチ(約2.3cm)から1.5インチ(約3.8cm)にわたっているが、思ったより若干重く感じられた。Acerによれば、Timelineモデルの重量は3.5ポンド(約1.6kg)から5.3ポンド(約2.4kg)になるという。
10インチ型のネットブックは小さすぎで、12インチモデルは大きすぎるという人のために、AcerはAspire oneネットブックの新しい11.6インチモデルで救いの手をさしのべている。
この新モデルには標準的なIntelの「Atom」CPUと160Gバイトのハードドライブが搭載されているが、現在の最低価格のAspire oneと異なり、このモデルには薄型LEDスクリーン、マルチタッチジェスチャーが採用され、キーボードとタッチパッドも、現在のトップセラーである349ドルの10インチモデルより良くなっているように見える。
Gatewayは、この10インチおよび11インチネットブックと同じと思えるバージョンを「LT20」および「LT30」の名称で出す予定だ。
この13.3インチノートPCの詳細はまだ固まっていないが、16:9対応のLEDディスプレイ、切り替え可能なグラフィック、SSDを搭載し、厚さは1インチ(約2.5cm)以下になる予定だ。Gatewayは、省エネ型の低電力モードや、Energy Star 5.0の準拠によって、「グリーン」面を強調している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」