キヤノンは3月25日、フルHD対応の動画撮影機能を備えたエントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X3」を、4月下旬より発売すると発表した。
EOS Kiss X3は、新開発の約1510万画素CMOSセンサ(APS-Cサイズ)と高性能映像エンジン「DIGIC 4」を採用したエントリー向けのデジタル一眼レフカメラだ。最大の特徴は、シリーズ初となるフルHD記録に対応した動画撮影機能を搭載していることだ。モードダイヤルを動画撮影モードに設定するだけで、高精細な動画を撮影できる。また、常用設定可能なISO感度をISO100から3200まで拡大した。拡張設定にはISO6400と1万2800が用意されており、暗い場所でも美しい写真撮影が行える。
表示部には、マルチコーティングを施した約92万ドットの3.0型クリアビュー液晶を採用。そのほか、フェイスキャッチテクノロジでピント合わせの精度が増したライブビュー撮影機能、設定が容易な「クイック設定画面」や「クリエイティブ全自動モード」、明るさやコントラストを自動設定する「オートライティングオプティマイザ」、最高で秒間約3.4コマの高速連写、高速かつ高精度な9点オートフォーカスなども特徴だ。
店頭想定価格は、EOS Kiss X3ボディ単体が9万円、レンズキットが10万円、ダブルズームキットが13万円となっている。また、単3形乾電池2本で動作するバウンス撮影も可能なEOSシリーズ用の外部ストロボ「スピードライト 270EX」も4月下旬に発売する予定で、価格は1万6000円になる予定だ。
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