Psion Teklogixが、「Netbook」という用語を使用する権利に関するIntelの申し立てに反論した。カナダに拠点を置くPsionは、「Intelはこの商標を不正に使用することで不当利得を得ている」と主張している。
Intelは先週、Psion Teklogixを相手取って確認判決を求める訴訟を起こし、「Netbook」という用語は、「Notebook」や「Ultra-Mobile PC」などの用語と同様に、安価なコンピューティング機器を表す総称で、広く使用されている一般名称である」と主張した。Intelが先週、声明で明らかにした。
当然ながら、Psionは確固たる反論を用意していた。同社はカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所の法廷文書で、「Intelは故意に悪意を持って行動し、NETBOOK商標の莫大な商用価値、名声、営業権を不当に利用しようと試みた」と主張した。
皮肉なことに、Psionは「Netbook Pro」と呼ばれる製品の生産中止をウェブサイトに掲載している。この製品は、大きな画面、フルキーボード、複数の通信ポートなど、より大きなラップトップ機器の利点を装備した製品と説明されている。
Intelによると、Psionは2000年の登録日以降、Psionは2000年の登録日以降、それが法的な要件であることが明白なのに、5年連続でノートPCにNetbook商標を使用しなかった。これは、Psionのモバイルコンピュータは市場で成功せず、生産中止となったことが主な理由だという。
Psionは、2003年前後にNetbook商標に属するノートPCの販売を中止した」というIntelの主張を否定した。またPsionは、2003年10月にNetbook Proをローンチしたと述べ、Netbook Proの販売中止を否定している。
Psionは訴状の中で、1999年から現時点までの米国における「PsionのNETBOOK商標に属する」ノートPCの売り上げ(ドル)を明らかにしている。これによると、2005年のネットブックの売り上げは170万9433ドル、2006年は207万3207ドル、2007年は58万6680ドルであったとPsionは述べている。
Psion Teklogixは、TeklogixとPsion PLCとの合併により2000年に設立された。Psion PLCは英国の企業で、1980年代と1990年代に、現在販売されている最小型ネットブックによく似た小型クラムシェルデザインの携帯型「オーガナイザ」を製造していた。
Psion Teklogixは陪審による審理も求めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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