Appleのインターネット市場シェアが1月からわずかに減少した。ウェブ調査会社Net Applicationsが米国時間3月1日にリリースした速報値から明らかになった。
ウェブにアクセスするOSの中で、Mac OSのシェアはこれまで約10%で推移してきた。しかし、Net Applicationsによる2月のOperating System Market Shareリポートでは、同月のMac OSのシェアは9.71%で、1月の9.93%から減少している。一方、Microsoft Windowsのシェアは1月の88.26%から89.37%に増加した。
またNet Applicationsの別のリポートによると、Microsoftが1月にWindows Vistaの後継であるWindows 7のパブリックベータ版をリリースした後、Windows 7の利用シェアが急増したという。この理由は週末のユーザーの動きにあるとして、Net Applicationsは次のように述べている。
Windows 7の利用シェアは、Windows Vistaの場合と同様、平日よりも週末の方がはるかに高くなる傾向がある。これに対しWindows XPの場合は全く逆で、週末よりも平日の方が高い。これは、Windows XPのシェアは、家庭ユーザーの間よりも企業ユーザーの間の方が高いためだ。
これは、Windows 7に対する関心の高さを示している。というのも、Windows 7はVistaのようにコンピュータにプレインストールされていないからだ。Windows 7のベータ版のユーザーは、時間と労力をかけて同OSを家庭用コンピュータにインストールしているが、企業は一般に実稼働環境でのベータ版OSの使用を禁じている。
またNet Applicationsは、初めてモバイルブラウジング市場のシェアを詳しく調査したと発表した。同社は、モバイルブラウジング市場ではAppleのiPhoneが66.61%という「圧倒的」市場シェアを握っているとした上で、次のように付け加えた。「AndroidとBlackBerryの市場シェアが急速に伸びている。しかし、だからといってiPhone経由のウェブブラウジングが減少しているわけではない。なぜなら、ウェブブラウジング市場全体が急成長しているからだ」
Googleが2008年10月にリリースしたばかりのAndroidの市場シェアは6.15%で第4位だった。また、第2位はJava MEで9.06%、3位はWindows Mobileで6.91%だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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