Kaufman BrothersのアナリストであるShaw Wu氏は、Appleが新しい「iMac」の準備を進めているが、プロセッサのコア数を2つにするか4つにするかを検討していると分析している。
Wu氏は米国時間1月26日、同氏が直近で行ったAppleのサプライチェーン企業に関する調査から、新しいiMacは3月より前、または遅くとも6月までには登場することが示唆されるとする調査ノートを発表した。Appleは2007年8月以来、iMacの実質的なアップデートを行っていない。
今回の変更点はその大部分が内部的なものとなる可能性がある。Wu氏の考えによると、AppleはIntelのデュアルコアプロセッサとより新しいクアッドコアプロセッサのどちらを搭載するかを検討しているという。これには、性能を取るべきか消費電力を優先すべきかというジレンマがあり、また、iMacにクアッドコアプロセッサを搭載すれば、現行のApple製品で唯一クアッドコアプロセッサを搭載している「Mac Pro」の顧客を奪ってしまう可能性もある。
いずれにしても、AppleはiMacの放熱方法を再設計していると、Wu氏は見込んでいる。そうすれば、今回は消費電力の少ないチップを搭載したとしても、また初めから再設計することなしに将来の高速化に必要な余裕を持たせておくことができるだろう。
Wu氏はまた、Appleは新しいiMacのローンチと次期OSである「Mac OS X Snow Leopard」のローンチのタイミングを待っている可能性もあると見ている。Snow Leopardが6月の発売が見込まれていて、Mac OS Xにおけるマルチコアプロセシングとグラフィックスプロセシングの処理方法を改善すると見込まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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