Windows XP搭載のUMPCが8万円台に--富士通2009年冬モデル11シリーズ24機種発表

 富士通は12月15日、個人向けPC「FMVシリーズ」のラインアップを一新し、2009年春モデルとして、オールインワンノートPC「FMV-BIBLO」と、エンターテイメント・リビングPC「FMV-TEO」、オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」の計11シリーズ24機種を、12月19日より順次販売開始すると発表した。価格はオープン。

 なお、同社のショッピングサイト「WEB MART」では、全11シリーズのカスタムメイドモデルを提供。WEB MART限定モデルも用意する。

■オールインワンノートPC「FMV-BIBLO」

 FMV-BIBLOでは、新たにハイスペックAVノート「NWシリーズ」1機種(WEB MART価格:24万9800円)とコンパクトノート「Sシリーズ」1機種(14万9800円)を追加した。新デザインとなったスタイリッシュ・スリムノート「NFシリーズ」5機種(14万4800円より)ほか、モバイルノートPCも春商戦向けにそろえた。

 注目のウルトラモバイルノート「LOOX Uシリーズ」2機種(8万9800円より)ほか、大画面モバイルノート「MGシリーズ」(17万4800円より)3機種、ビジネスモバイルノート「LOOX Rシリーズ」2機種(23万4800円より)の計6シリーズ14機種をラインアップした。

ハイスペックAVノート「NWシリーズ」 ハイスペックAVノート「NWシリーズ」

 NWシリーズは、キーボードの上部にタッチ操作ができるセカンドディスプレイ「タッチスクエア」を搭載。2画面表示とタッチ操作によって表示された写真を指で切り替えたり、メインディスプレイでインターネットやメールをしながらテレビやDVDを見たりできる。メインディスプレイには、16型ワイドスーパーファインDXII液晶を採用。また、地上・BS・110度CSデジタル放送に対応したテレビチューナーを搭載している。富士通によると、この機能の搭載はノートPCでは日本初という。さらに、同社のPCでは初めて水冷システムを採用し、約25dBの静音性を実現した。

スタイリッシュ・スリムノート「NFシリーズ」 スタイリッシュ・スリムノート「NFシリーズ」

 NFシリーズでは、「NF/C50」(15万4800円)および「NF/C40」(14万4800円)に、丸みを帯びたフォルムに光沢のある塗装を施し、上品さを演出するシルバーのパーツをパームレスト手前やフラットポイント周囲に配置した新デザインを採用。NF/C50では、ランプブラックとアーバンホワイトのカラーバリエーションから選択できる。また、地上デジタル放送チューナー搭載の「NF/C60D」と、Blu-ray Discドライブ搭載の「NF/C60H」(18万9800円)には、最新CPU AMD Athlon X2 デュアルコア・モバイル・プロセッサと、最新チップセット内蔵のATI Radeon HD 3200+UVDテクノロジに加え、グラフィック専用メモリ「ローカルフレームバッファ」(128Mバイト)を採用し、高いグラフィック性能を実現した。

コンパクトノート「Sシリーズ」 コンパクトノート「Sシリーズ」

 14.1型のコンパクトな液晶を搭載したSシリーズでは、自分の好きなカラーが欲しいという20代から30代の女性層を中心とするニーズに合わせ、ピンクパープルとミルクホワイトのカラーバリエーションを用意した。成型時に金型の中に転写フィルムをはさみ込む「成型同時加飾転写工法」を採用し、美しいラウンドフォルムやグロッシーな質感を実現。本体カラーに合わせたレーザーマウス、スマートなデザインと操作性を実現するタッチセンサー式ワンタッチボタンなど、デザインにこだわっている。

ウルトラモバイルノート「LOOX Uシリーズ」 ウルトラモバイルノート「LOOX Uシリーズ」

 これまでWindows VistaのみだったLOOX Uシリーズは、Windows XP Home Editionを搭載。価格も8万9800円からと10万円を大きく切るモデルも登場した。約565グラムの超軽量かつ小型堅牢ボディと、約6時間の長時間バッテリー稼働するモバイル性能に加え、1280×800ドットの高解像度液晶やBluetoothワイヤレステクノロジーを搭載するなど、ウルトラモバイルPC選びの選択肢が広がった。

 MGシリーズおよびLOOX Rシリーズには、高速アクセスが可能なDDR3メモリを搭載。さらに「LOOX R/C70」(27万9800円)には約128GバイトのSSDを搭載するなど、基本性能を強化している。

■エンターテイメント・リビングPC「FMV-TEO」

エンターテイメント・リビングPC「FMV-TEO」 エンターテイメント・リビングPC「FMV-TEO」

 FMV-TEOシリーズのラインアップは、「C90D」(19万9800円)と「C70D」(14万9800円)の2機種。富士通研究所開発の独自トランスコードアルゴリズム技術を搭載した新開発のLSI「Dixel HDエンジン(MB86H52)」を搭載し、ハイビジョン画質のままDVDに保存ができるAVCRECに対応した。

 音声も高音質(AAC形式5.1ch)のまま、ハイビジョン画質の録画番組をDVDに約2時間保存できる。また、約750Gバイト内蔵ハードディスクに、地上デジタル放送を最大約646時間録画できる。

■オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」

 FMV-DESKPOWERでは、コンパクトな新スタイルPC「Fシリーズ」(17万4800円より)2機種と、AV機能の充実した液晶一体型PC「LXシリーズ」(22万9800円より)2機種。コンパクト分離型PC「CEシリーズ」(16万4800円より)3機種、省スペース液晶一体型PC「EKシリーズ」(13万9800円)1機種の4シリーズ8機種をラインアップした。

新スタイルPC「Fシリーズ」 新スタイルPC「Fシリーズ」

 Fシリーズではカラーバリエーションを拡充し、清潔感のあるホワイトと落ち着いたブラックの2モデルを用意した。全機種にTV機能を搭載するほか、デュアルコアCPU インテル Core 2 Duo プロセッサP8400と、最新チップセット モバイル インテル GM45 Express、大容量2Gバイトメモリを搭載。グラフィック性能を向上し、ハイビジョン映像もスムーズに視聴・編集が可能だ。

 LXシリーズとCEシリーズには、最新デュアルコアCPU インテル Core 2 Duo E7300と最新チップセット インテル G45 Express、大容量2Gバイトメモリを搭載することでグラフィック性能を向上した。

 EKシリーズには、見やすい19型ワイド液晶とデュアルコアCPU インテル Core 2 Duo プロセッサP8400、最新チップセット モバイル インテル GM45 Express、大容量2Gバイトメモリを搭載し、Windows Vistaを快適に使用できる。

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