携帯型ゲーム機市場を視野に入れるAppleが、「iPod touch」の処理速度を上げていたようだ。
Touch Arcadeによると、9月に発表された第2世代iPod touchに搭載されるアプリケーションプロセッサは、「iPhone 3G」のそれよりも処理速度が速いという。iPhone 3Gは、初期版iPhoneおよびiPod touchと同じアプリケーションプロセッサを搭載し、こちらは412MHzで動作する。一方、第2世代iPod touchに搭載されたARMプロセッサは532MHzで動作する。
Touch Arcadeが取材したゲームデベロッパーによれば、この違いにより、3Dレンダリングの速度に大幅な向上が見られたという。PCの分野でIntelとAMDが熾烈な「動作周波数戦争」を繰り広げていた頃を思い出す読者も多いだろうが、動作周波数は、パフォーマンスを測る上で唯一ではないにしろ、重要な指標である。
「App Store」の開設と同時に、Appleは広告においても第2世代iPod touchをゲーム用デバイスと位置づけるようになった。iPod touchが音楽、ビデオプレーヤーであることを忘れてしまったかのようにさえ見える。
ARM製品の詳細を見る限り、Apple製品に搭載されるアプリケーションプロセッサの動作周波数は620MHzまで上げることができそうだ。もっとも、ここでは処理速度とバッテリ寿命の絶妙なバランスが求められる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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