2008年10月にAppleが発売した新型「MacBook」に搭載されている新しいガラス製のトラックパッドが、一部のユーザーを怒らせているようだ。
新型MacBookおよび「MacBook Pro」のトラックパッドでは、独立したボタンがなくなり、トラックパッド全体がマウスボタンの働きをするようにした。このトラックパッドはまた、新たに、画像の回転やスクロールといったマルチタッチジェスチャーをサポートしている。しかし、技術ニュースサイトのThe Registerによると、一部のユーザーは、MacBookのトラックパッド上でのクリック操作が認識されない問題を経験しているという。
Appleの掲示板には、この問題に関連したトラブルの例がいくつか書き込まれている。ただし、これがハードウェアの問題か、それともソフトウェアの不具合なのか、あるいは、ユーザーがトラックパッド上のかつてボタンがあった部分に親指を載せることでこの問題を招いているのか、はっきりしたことはわからない。前の型のMacBookには、偶然トラックパッドに触れてしまった場合の入力を無視する設定オプションがあったが、新型モデルでは、マルチタッチジェスチャーをサポートするために、このオプションは削除されたようだ。
いずれにしろ、あるMacBookユーザーがこの問題についてAppleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏に苦情のメールを送信したところ、Appleから電話がかかってきて、同社は現在この問題を調査中だとの説明を受けた、と報告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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