河合楽器製作所は10月8日、楽譜認識&作成ソフト「スコアメーカーFX3」シリーズの5製品を、10月29日に発売すると発表した。「スコアメーカーFX3 Pro」「スコアメーカーFX3」「スコアメーカーFX3 Lite」と、3つのグレードをそろえ、「スコアメーカーFX3 Pro」「スコアメーカーFX3」にはそれぞれ教育者向けのアカデミック版を用意する。
「スコアメーカーFX3 Pro」「スコアメーカーFX3」は、楽譜をスキャナで読み取ることで、PCで楽譜の編集や音楽の演奏が可能。一般的な楽譜の常識をもとに記号を読み取って誤認識を排除する「新推定処理」を採用して、楽譜認識の精度が向上した。省略音符やタブ譜の発想標語、運指番号など、認識対象記号も多数追加されている。「スコアメーカーFX3 Lite」は認識機能を搭載せず、楽譜の作成に特化した廉価版。
全ての製品に「基準ピッチの変更」「縦書きテキストの入力」などの新機能を追加。さらに「スコアメーカーFX3 Pro」は、「楽譜からのコードネーム作成」「声部によるパートの分割」や「大譜表の分割」などの楽譜作成に便利な機能を利用できる。「タブ譜入力パレット」のほか、ギターやキーボードの運指表示であるコードダイアグラムの表示機能も備えている。
「スコアメーカーFX3 Pro」は最大256パートの認識/表示、速度記号の自由な設定などができるハイグレード版で、標準価格は6万3000円、アカデミック版は5万400円。「スコアメーカーFX3」「スコアメーカーFX3 Lite」の最大パート数は16、速度記号は20種類で、「スコアメーカーFX3」の標準価格は3万9900円、アカデミック版は2万9400円、「スコアメーカーFX3 Lite」は標準価格のみで1万5750円。
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