ソニーは9月8日、デジタルオーディオ「ウォーククマン」において、ノイズキャンセリングヘッドホンを搭載した「NW-S730」(S730)とカラフルなバリエーションをそろえた「NW-S630」(S630)の2モデルをラインアップした。両機種ともに、4Gバイト、8Gバイト、16Gバイトと3容量をそろえ、カラーバリエーションは各4色となる。S730が10月11日より、S630が10月25日より発売される。価格はオープン。
新ウォークマンSシリーズは、薄さ約7.5mm、重量約46gの小型軽量ボディを実現。素材にはアルマイトを採用した。10種類の壁紙をプリセットしているほか、フォトライブラリに入れた写真も壁紙にできるなど、携帯電話のような画面カスタマイズに対応。アイコンや上下帯の色も10パターンから選択できる。
機能面ではミニコンポ「NETJUKE」などにも搭載されている「おまかせチャンネル」機能を内蔵したことが進化点となる。これは曲を取り込むと、曲調をウォークマン側が解析し、自動分類することでプレイリストを作成してくれるという機能で、分類は朝、昼、深夜などの時間帯別に5チャンネル、アクティブ、アップビート、クラシックなど曲調別に9チャンネルが用意されている。
対応フォーマットは、オーディオファイルがATRAC、ATRAC Advanced Lossless、MP3、AAC(DRMなし)、HE-AAC、WMA(DRCなし)、リニアPCM。ビデオファイルがAVC(H.264/AVC)、MPEG-4、WMV(DRCなし)で、新機種よりビデオコーデックにWMVが追加された。
約3時間の充電で、動画再生なら約10時間、音楽再生なら約40時間の長時間再生を実現。対応のBlu-ray Discレコーダーと接続すれば、録画番組を転送できる「おでかけ転送」に対応したほか、PCを介することで、auの携帯電話でダウンロードしたビデオクリップをウォークマンへと持ち出すことも可能だ。
上位機となるS730シリーズには、ノイズキャンセリング機能を内蔵し、周囲の騒音を低減させて音楽を楽しめるほか、音楽を再生しなくてもノイズキャンセル効果が得られる「サイレントモード」と外部入力機器と接続してもノイズキャンセル機能が使用できる「外部入力モード」(別売の録音ケーブル「WMC-NWR1」が必要)を採用する。
本体カラーはヘアライン加工を施したゴールド、ピンク、レッド、ブラックの4色を用意した。
また、ソニースタイルオリジナルモデルとして「NW-S739/ST」もラインアップ。16Gバイトモデルのみとなり、素材にはアルミのエッチング材を使用。本体表面には幾何学模様が施されている。販売価格は未定。
S630は、シボ加工を施し、キラキラした質感を持つスタンダード機。ホワイト、ピンク、ライムグリーン、ブルーの4色展開となる。
S630のみ、本体カラーに合わせた4色のドッキングスピーカーセット「NW-S630FK」も発売される。これはS630と一体化された薄型デザインで、電源はACアダプタとウォークマン電源の2ウェイタイプ。AC電源を接続して使用すれば、再生中の充電にも対応する。発売は4Gバイトモデルとのセット「NW-S636FK」が10月11日より。8Gバイトモデルとのセット「NW-S638FK」が11月8日より。
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